時差症状とは5時間以上の時差のある地域をジェット機で急激に移動したさいにみられる、一過性(ときに持続性)の心身の不調状態を時差症状という。
民間航空乗務員について時差ボケの実態調査では、時差症状が「ある」と答えた人数は257人中227人で88.3%、「ない」と答えた人は、25人で9.7%であった。
また、「ある」と答えた227人のパイロットたちが時差ボケ症状のトップとしてあげたものは不眠で173人(67.3%)、二位が日中の眠気で43人(16.7%)、三位が精神作業能力低下で37人(14.4%)、以下、疲労感、食欲低下、ぼんやりする、頭重感、眼の疲れと続いている。
一位の不眠と二位の日中の眠気、いわゆる"睡眠覚醒障害
"は、時差症状の大きな部分を占めていることが注目される。
以上のことからも、時差症状は多くの運航乗務員にみられ、パイロットたちが睡眠覚醒障害に悩まされていることがわかる。
時差症状は、もちろん睡眠覚醒障害のほかにも、だるさや疲労感も強く、集中困難や能率低下などの訴えも多い。
さらに胃腸症状もみられ、便秘や下痢、食欲不振なども目立つ。