ラジオNIKKEI賞(事前評価踏襲)
自信度 A
◎ ヤマニンアドホック
福島1800mの馬場はやや重想定で持久力勝負となる想定。
開幕週でスピード勝負となる可能性があれば予想を変えるが、梅雨の時期が例年より遅いため
昔からの福島の馬場を想定する。
従来の福島の馬場は母系に在来牝系、タフな欧州血統、マイナー血統が好走する舞台。それを踏まえれば
この福島でしか好走しない馬を選びたいと思う。
ヤマニンアドホックはノヴェリスト×ダイワメジャー。
父のノヴェリストはタフなドイツ血統、そして注目しているのは母系の在来牝系。
この馬は母系にタマモクロスの血筋を持つが母系には古い欧州血統、日本の在来牝系を持つ。
そこにダイワメジャーの持久力とスピード力が備わる。
この馬は昨年の高速馬場だった冬の中山1800mでスピード馬場に対応し王道競馬をこなしている。
また、未勝利ではあるが重馬場でも早い上がりを使えている。
この馬の本質はタフな持久力勝負であると見ているが、開幕週ということを考えれば今までのパフォーマンスは評価できる。
今の福島の馬場にあっていると判断している。
北九州記念
自信度 A
◎ グランテスト
小倉の馬場は良馬場想定で勝負する。
雨雲レーダーを見ている限り、集中的にこの後、午後にかけて雨が降るという見込みもないこと、
そして開幕週という絶対的な条件を重要視する。
ただし、昨日からの馬場傾向として野芝100%開催特有の超高速馬場ではなく、馬場はソフト。
今回、超ハイペースを作る想定の先行馬が多く、狙いはその激流に耐えうる良馬場をこなすことができる母系の
タフな牝系の血統馬。
グランテストを本命に据える。
グランテストはロードカナロア産駒。カナロア産駒は母系を色濃く出すことから母父シンボリクリスエスの血が
濃い。母系はクロフネを持っている部分で考えれば、良馬場をこなすスピードの血にシンボリクリスエスのロベルトの
血が合うと思える。
派手さはないがしっかりとして実力の持ち主で今回は内枠、斤量53㌔、坂井騎手の騎乗が大きな期待できる材料。
坂井騎手の今までのこの馬の騎乗を見ていると、外、内と自在性がある。
3走前のキタノエクスプレスは昨日のバーデンバーデンカップを勝っていること、2走前のカンチェンジュンガは
京都の馬場はタフな馬場となり、外枠のタフな先行馬に向いた展開という部分があり、馬場の悪い内を通ったという
展開面でも理由がしっかりしている。
相手には同じロードカナロア産駒のナナオを抑える。ロベルトの血筋がくる馬場は、タフなSS系の馬がセットで来る
確率が高く、ナナオは母父がオルフェーヴル。仮に良馬場であったとしても十分、勝つ力がある。
馬券はグランテストの複勝とナナオとのワイドとする。