安田記念は出資馬・レッドモンレーヴの応援馬券と

 本線の馬券勝負の2点で勝負する。レッドモンレーヴについても応援馬券の意味もあるが

今回の安田記念の本線予想にも当然、からめている。

 

 レッドモンレーヴについて期待できる点は4点

 

・昨年よりも手の内に入れている陣営の調整方法と中間気配

 

 昨年と大きく違うのは昨年はこのレースに至るまでにダービー卿、京王杯SCから3戦目であり、直前の調教も

芝コースという点であり負荷をかけられていなかった。

 今年は中山記念から放牧を挟み、京王杯SCから安田記念の実質2戦目で直前は坂路追い。美浦坂路は改修の新設コースで

負荷をよりかけることができている。

 馬についても映像を見る限りやる気が感じられているので、期待できる。この馬の調整方法を陣営が手の内に入れた

感がある。

 

・背負いなれた58㌔

 

安田記念は定量とはいえ58㌔。

昨年は安田記念で初めて背負う58㌔だったが、今年は58㌔をすでに5回背負って、末脚を生かす競馬ができている。

58㌔を背負いなれている点は大きい。

 

 

・血統的にエアグルーヴ牝系は5歳のこの時期から本格化する。

 

この牝系は基本的に晩成。

本格化のサインからいえば、昨年の富士Sにあったと思える。

あの富士S当時、調教は遅れ馬にやる気が感じられないとネガティヴなコメントが並んだが、レースになり一変し

上がり最速で追い込んだ。

これがサインだったと思っている。

 

・やや重までなら我慢できる点と、先行馬がばてたところを着狙いの狙い差しができる。

 

既にメディアや陣営からもいわれているように、馬場が悪化することはこの馬にはよくないが、幸い今日の府中の馬場は

小雨であり、この馬場であれば対応は可能。

馬場がタフな点からいえば、先行馬にマークが集中しているところを外から、ノーマークで一気差しができる。

安田記念は昔から上がりの競馬になりやすいことから、この馬の末脚をよりいかせる。

出資している立場から言えば、勝たなくても2着で7,200万、3着で4500万とG2,G3なみの賞金があるので

馬券内とともに期待している。

 

【馬券本線】ワイド2点+レッドモンレーヴ複勝

 

 自信度 A

 

 ◎ ソウルラッシュ

 〇 ヴォイッジバブル

 ☆ レッドモンレーヴ

 

 今の馬場で最も恩恵を受けるのはソウルラッシュ。

 ソウルラッシュについては、今が一番の充実期。

 調教でも弾むような動きがあり、直感で走ると感じた。

 ルーラーシップ×マンカフェの血筋でなら、通常、タフな馬場がより得意なイメージがあり、事実、ソウルラッシュはタフな

馬場が得意であったが、この馬が本格化したと感じたのが昨年の京成杯AH。

 野芝のみで開催された超高速馬場の中山の芝を59㌔で勝ちきり、外差しが有利でスピードも求められたマイルCSで2着。

 レッドモンレーヴのところでも書いたが、この馬はルーラーシップ産駒でエアグルーヴの牝系を含む。これが5歳秋だから

 本格化している。

 騎手もロマンティックウォリアーなどのことも熟知しているモレイラ騎手で、この馬を勝たせる競馬について考えてくると

思っていると同時に、池江先生がこの馬を種牡馬にしたいと発言しているぐらい、今回にかけるものがあると思える。

 

 相手には香港馬のヴォイッジバブルを抜擢する。

 ヴォイッジバブルの血統は父がサドラーズウェルズ系で母系がタフな血統に集約される。

 母父がラーイでレッドゴッド、母系にレッドランサム。レッドランサムにはダマスカスが内包される。

 道悪に強い血筋が集約されていると同時にこの馬の場合、過去に安田記念で馬券になったアルマダと似たようなイメージがあり

 血統自体がかなり古い血統。

 また、デビュー戦が1200mからのスタートであり、スプリント適性も持ち合わせるのと、この馬は、上がり勝負にも対応できる末脚がある。またバートン騎手は日本の競馬に精通している。

 陣営が望んでいた外枠である15番枠もいい。

 

 ロマンティックウォリアーが強いのは承知の上ではあるが、ロマンティックウォリアーは出るかわからないが狙うのであれば

次の宝塚記念だと思っている。ここはあえて見送る。包まれた場合にどうなるか。不安点がある。

 左回りはコックスプレートでこなしているとあるが、コックスプレートが行われるコースと東京コースでは本質的に

 形状が違うので、自分は疑ってかかる。

 レッドモンレーヴについては上記に書いてある通りで、3着に入ってくれれば十分。

 

 馬券はソウルラッシュとヴォイッジバブル、レッドモンレーヴのワイド2点とレッドモンレーヴの複勝とする。

 

 【所感】

 

 出資馬のレッドモンレーヴが昨年に続いて安田記念に出走できること。ほんとにうれしいです。

 G1は出走すること自体が難しく、モンレーヴの場合、昨年よりも力をつけての挑戦で期待もできるところまで

成長としてくれました。

 ここまで、この馬を管理していただいている蛯名先生、厩舎スタッフのみなさん、ノーザンファーム天栄のみなさんには

ほんとうに感謝しています。

 あとは馬が全能力をだして好走してくれることを願っています。