自信度 S

 

 ◎ アーバンシック

 

 1週前予想で対抗評価としていたアーバンシックを本命に引き上げ、この馬に夢を託す。

 まずあえて初めに余談を書くが、シルクの来年度の募集馬紹介が24日にホームページに

アップされた。クラブとしても当然、このアーバンシックを広告塔にして募集を知らせたいはず。

 このタイミングというのは、ダービーを取りに来ている意思が高いとみる。

 思えばシルクのダービー馬はまだいない。それだけクラブも期待していると思える。

 また、自分が1週前予想の時にも書いた昨年、京都で行われたシルクのパーティーでゲストで出演した横山武騎手が

このアーバンシックとともに活躍したいと、クラブ会員の目の前で宣言している。

 自分はあの時の真剣な表情がとても印象に残っていて、2歳時からこの馬への思いを強く持っていたことがわかる。

 ダービーは運を持ってないと勝てないし、このアーバンシックに巡り合っていることをエフフォーリアにも重ねていると思える。

 平場の1400mのレースを見ていると、距離短縮馬などが好走。馬場を見るときに1400mのレースはその指標となり、

スプリントからくる馬がこれば馬場が速く、距離短縮馬が好走すればスタミナよりの馬場になると思える。

 馬場は内から真ん中が有利であり、大外からは届かない可能性は高い。

 アーバンシックの脚質とは相反する馬場ではあるが、ひとついえるのは、自分の出資馬であったレッドモンレーヴを例にとると

末脚に爆発力のある馬があれば、その馬場でも伸びてこれるということにある。レッドモンレーヴが使った上がりは32.2の

限界に近い末脚。

 アーバンシックは確かに上がりで言えば、抜けた最速という部分ではないかもしれないが、この馬の特筆すべき点としては自分の見立てとして父のスワーヴリチャードに内包されるトニービンの血筋がより濃いのではないかということ。

 百日草特別、京成杯、皐月賞のすべてでいえるのはエンジンがかかってからの末脚はどこまでも伸びていくような爆発力のある

末脚を出しているということ。

 馬場が超高速馬場ではなくスタミナ比が求められる馬場においては、トニービンが持つ末脚を長く伸ばすというストロングポイントが最も力を出せる部分であるということ。今回はこの馬がこのメンバーでこの馬にしか持てない才能にかける。

 また、自分が求めるダービーでの高次元の血統力においては母系のハービンジャーのダンチヒの血筋の内包、高速馬場に強い

ダンスインザダークの血筋、ウインドインハーヘアを介してのSSの4×3、そして高速馬場でも通用するリファールクロスという

かなりのバランス力を持っている。

 そして、この馬の決め手となったのがもちろん、調教もあるのだが、フォトパドックの写真。明らかに皐月賞時のフォトパドックの写真時よりも絞れているような印象があるので走るという直感を感じたことにある。

 自分もシルクの会員になっている思いもあるが、この馬にはダービー馬になる資格があると思っている。

 

 〇 コスモキュランダ

 

 対抗にはコスモキュランダ。

 コスモキュランダについては過去のダービーでの経験上から抜擢すると決めた。過去のダービーにおいて、皐月賞でまぐれで

好走したと思われる馬がフロック視され、ダービーで人気を落として好走していることはある。歴史はくり返す。

 コスモキュランダはアルアイン産駒で母系がオーストラリアで実績を残しているスタミナの血筋。

 アーバンシックの頂でも書いたスタミナ寄りの血筋であるのであれば、素直に評価すると決めた。

 コスモキュランダはタフな弥生賞、高速馬場となった皐月賞を好走で馬場の実績がある。

 そして、自分が一番この馬が好走できるポイントで踏んだのは、持久力という点で秀でるこの馬がこの6枠というのがよく

最後のゴール前でヘイロークロスの末脚をよりいかせるのではないかと感じたから。

 デムーロ騎手はことこの大舞台のダービーという舞台においては、狙ってくる騎乗をすることができる。

 あとはスタミナ寄りの馬場になっていることからいえば、ラフィアン生産馬の期待値はあがる。

 

 ☆ ダノンデサイル

 

 ダノンデサイルについては、この枠で横山騎手がどのような戦法をとってくるのが怖く抑える。

 ダノンデサイルは京成杯で本命にしているが、エピファネイア産駒のわりに高速適性も高い。

 母系にシアトルスルーの血筋があるので高速馬場適性と父のエピファネイアのスタミナの血統は今の求める高次元の

血統レベルに近いものがある。

 この馬は皐月賞を除外になっていて、実質的には京成杯からの直行。

 過去にこの京成杯を勝っていて直行でダービーを勝ったエイシンフラッシュがいるが、エイシンフラッシュが勝った当時の

ダービーは超高速馬場だったことを覚えている。エイシンフラッシュはキングマンボ産駒で馬場に適していた。

 1週前のCWでの調教もよく見えているため、ここは押さえておく。

 

馬券についてはアーバンシックの複勝を70%、コスモキュランダとのワイドを20%、ダノンデサイルとのワイドを10%

とする。

 

 ジャスティンミラノに隙は無いと思っているが、今の馬場を考えるとジャスティンミラノには合わない馬場と思える。

 もちろん、共同通信杯、皐月賞と強い勝ち方をしていることから隙はないと思えるが、この馬は過去、上がり最速を繰り出した

ことはないのと気になるのはこの15番枠。ここがきになる。

 1週前予想で本命としていたシンエンペラーは中間気配がどうもしっくりこなかったことと、集中力に課題があるという点が

より気になった。あとは単純にアーバンシックの中間気配の方がよく見えたということもある。

 あと同一血統の法則でレガレイラを抜擢するか迷ったが、レガレイラできになるのはこの馬は明らかに外枠のほうがいいのと

過去、アイビーステークスを生で見ているとこの馬は牝馬な分、スピードによっている部分がある。

 この枠とスタミナ比率が求められる馬場では厳しいと見た。

 

 ダービーは自分のなかでは必ず的中したいレースであり、この直前まで本命を見定めた。

 アーバンシックで横山武騎手がダービージョッキーになることを願っている。