【ヴィクトリマイル総括】
今日のヴィクトリアマイルは大外強襲型のナミュールが馬券外に沈んだ、もちろん、ナミュールは叩き良化型で
今回の調教もプールと調教タイムはベストに届いておらず、最終調教もいつものフットワークはなかった。
狙いは安田記念とみている。
なぜ、このヴィクトリアマイルを総括するかというと、今日の芝は内から真ん中よりが伸びる馬場以上に芝が太く
タフな馬場な印象があった。
その証拠に2着が母系欧州型のミスプロのキングマンボのディープ持久力型のフィアスプライド、勝ったテンハッピーローズは
母系に欧州の長距離砲のラインゴールド、人気薄で5着のルージュリナージュはタフな馬場に強いトーセンラー産駒。
この血統を参考に候補馬を選ぶ
【オークスの選定基準】これはいつもこのオークスで定めていることがある。
・絶対能力
・洋芝好走歴
・母系のスピ―ド4 スタミナ6 スピード4とはいえ高速化している馬場のため軽い血筋はほしい
・牡馬戦での好走歴
特に重要視しているのは洋芝好走歴ではあるが、ただ洋芝を使われているかどうかはローテーションの関係も
あるので、使われていたらの想定で考える。また、近年、G1での絶対能力というのはとても重要なことだと考えており
人気でも条件がそろえば積極的に今年は指名する。
事前評価 S
ライトバック
キズナ×エクシードアンドエクセル。
ライトバックはエルフィンステークス、桜花賞3着馬。G1で3着という点からいえば端的に絶対能力が高いと評価できる。
単純な考え方だが、距離延長がいいと思える血統が阪神の高速マイルに対応していることからいっても、能力が高いといえる。
キズナの血筋で距離延長がいいことはわかっているので、あえて言及はしない。
母系を見るとこの馬の母父はダンチヒ系でスピード力の裏付けがある。また、ダンチヒの〇×の法則でいえば今回は〇になる。
母系は持久力型のミスプロのマキャベリアンにシンコウエルメス。シンコウエルメスの血筋はサドラーズウェルズ。
このシンコウエルメスの血筋のサドラーズウェルズの牝系ではエルノヴァがいるがエルノヴァはタフな当時の中山の馬場の
ステイヤーズステークスで好走している。
母系の近親がどうというよりも、この馬の母系のサドラーズウェルズを含む牝系はスタミナの塊であるということ。
事実、ライトバックの成績は高速馬場の府中マイルで4着となり、タフな馬場の京都のエルフィンステークスを勝っていることで
説明がつく。
騎手も今一番、脂がのっている坂井騎手。
ステレンボッシュを逆転できると思っている。
事前評価 S
ステレンボッシュ
ステレンボッシュが勝った桜花賞については、この馬の絶対値が高い。あえて重箱の隙をつつくのであれば、軽い血筋が
少ない点。とはいえ、そのなかでスピード能力に勝るアスコリビチェーノに桜花賞で勝ち切っている。
また、このオークスは体力の絶対値が求められる阪神JFにおいて2着と好走している点からその片鱗を見せているということ。
つまり体力の絶対値が高い血統の馬が桜花賞を勝ちきるわけであり、絶対能力は高いことは当然。
また、今回のオークスも距離延長で期待の高いエピファネイア産駒ということ、母系にウインドインハーヘアの牝系。
そして、好走条件で示した札幌のデビュー戦で強い勝ち方で勝っている。
隙は血統的にはない。
自分ではかなりの確率でライトバックを本命にするが、ライトバックが勝つためには坂井騎手の騎乗と、母系のスピード力
とスタミナ力の差が上回ることが条件と思っている。
事前評価 A
タガノエルピーダ
タガノエルピーダは牡馬戦好走歴はなんといっても朝日杯FSの3着が光る。ただし、若干割り引いたのは朝日杯FSで求められるのは牝馬の阪神JFよりもスピード力にある。
勝っているジャンタルマンタルはNHKマイルで強い勝ち方をしていて今後はマイル路線に進むとみている。
タガノエルピーダはキズナ産駒で母父キンカメで母系トニービン。
確かにトニービンは凱旋門賞血統でスタミナ力はあるし、この馬は忘れなぐさ賞を強い勝ち方で勝っている。
母系にヌレイエフの血筋を持っていることから、自分のなかでは当日の馬場がよりさらに高速化していて、スタミナ値の値が
低くなる馬場であれば台頭すると思っているが、騎乗の川田騎手がクイーンズクォークを選んでいるという点はやむを得ない
点もあるが、最後のタメが求められるのがこのオークス。脚質的に不利な点がある。
ただし、絶対能力は高く評価はする。
事前評価 A
アドマイヤベル
アドマイヤベルのフローラステークスの勝ち方は1頭だけ力が抜けている印象があり、通用する下地を見せたと思っている
アドマイヤベルはスワーヴリチャード産駒で母父がグレイソヴリンを持っているアドマイヤリードの妹。
姉のアドマイヤリードは過去、新馬戦でシルバーステートにかつ実力があり、このアドマイヤベルもフリージア賞、百日草特別で牡馬にもまれてきた経験がある。
母系でいえばリヴァーマンがあるため、スピード力がスタミナを勝るが、オークスで求められるスタミナとタメという点で
母系のグレイソヴリンの血筋はよりプラスになると思える。
フローラステークスを勝った後の横山武騎手のこの馬に対する評価が高かったことも印象に残っている。
1週前予想
◎ ライトバック
〇 ステレンボッシュ
△ アドマイヤベル
△ タガノエルピーダ
土曜日・東京 メイS 勝負予定馬
◎ プラチナトレジャー
プラチナトレジャーは過去、同じ距離の東京1800mの東スポ杯の4着馬。
自分のなかではこのプラチナトレジャーはワンターンの1800mが一番合っていると思っている。
キンカメ産駒のスピード持続力と母父クロフネで母系がシンコウラヴリイ。軽い馬場でスピードを生かすという点で
いえるなかで土曜日の馬場が良馬場であれば高速化する可能性もあるので勝負したい。