愛馬のレッドジェネシスが引退することになりました。

 先週のクラブの更新で方向性はわかっていたため、驚きはありません。

 何度も書いていますが、レッドジェネシスについては本当に自分の1口馬主の夢であるダービー出走を

かなえてくれた馬であり重賞を勝ってくれた馬。

 感謝しかありません。

 普通に考えて重賞を勝てば競馬史に馬名が永遠に残り、ダービー出走も競馬史に刻まれて記憶に残ります。

 そんな馬に出資できていたことは誇りとして色褪せることはないと思っています。

 この馬に出資した経過については今でも覚えていて、馬体バランスがよくこれは走る!、当時出資していたレッドベルジュールに代わってダービー出走の夢をかなえてくれると思って1口17.5万円の高額出資でしたがおもいきって決断した思いがあります。

 血統もロマンがあり、ディープインパクトに母系がストームキャットでキングオブキングスの近親でサドラーズウェルズも入る、

ユーチューバーのモスマンさんがいわれていた日本の至宝のディープインパクト、欧州の至宝のサドラーズウェルズ、アメリカの至宝のストームキャットが入るスケールの大きな血統でした。

 初勝利を飾るのに4戦はかかりましたが、初勝利を飾った1800mで追い込んだ迫力ある末脚、ゆきやなぎ賞で見せた2段階加速、京都新聞杯でルペルカーリアを差した末脚、神戸新聞杯で見せてくれた魂の走り、引退レースとなった金鯱賞で見せてくれた勝ちに行く騎乗に応えれくれたこと、どれも印象に残っています。

 そして、この仔が走ってくれたレースの期間はコロナ禍という時期であり、無観客競馬、観客制限などもあり、自分もジェネシスに実際に会えたのは1回のみ。テレビやクラブのHPの情報をずっと見守り続けていました。

 この時期に前にも書きましたが未勝利からダービーまでの過程というのは特に勇気づけられました。

 また、ジェネシスの大きなポテンシャルを信じて使い続けてくださった友道先生、厩舎スタッフさんや、ジェネシスを引き継いで金鯱賞で激走に導いてくれた中竹先生、厩舎スタッフのみなさん、騎手のみなさん、ノーザンファームのスタッフのみなさんには

1口出資をしていた立場として、最後まであきらめずにジェネシスの復活を信じて、ケアをしていただいていたことは感謝しかありません。いつも公式のコメントが頼りでしたがスタッフさんの一言一言が熱意あるものでうれしかったです。

 今後は広島で乗馬としての余生が約束されているのもほっとしています。

 あえて書きますが、引退する競走馬は食用として処分されたり、生死不明となるのが現実です。

 競馬は馬にとっても生存競争の一面もあると思いますので、ジェネシスが今までがんばってくれて今後の余生を自身で切りひらいてくれたのだと思っています。

 自分が今後、いろいろな方と話す機会があると思いますが「ダービーに出走した馬に出資していた」と自慢できるのは、ほんとに財産ですし、また今では不可能となったディープインパクト産駒に出資していたということはずっと残ります。

 また、現実的な部分として高額出資した分も十分、回収できています。

 あらためてですが、レッドジェネシス、夢をみさせてくれてありがとう!