フインキーのふんいき レビュー -115ページ目

DVD「おばあちゃんの家」 レビュー

韓国映画です。
家族に勧められ見てみました。

おばあちゃんの家 [DVD]
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スコア選択: ★★★★

おばあちゃんと孫の心通うハートフルドラマ。

大昔と思うくらい映像が古臭いです。
しかし、これを見ると映画は映像ではないということが良く分かります。


休みの間、都会で甘やかされて育った子供が母親の実家の山奥でおばあちゃんと二人で暮らすというもの。

おばあちゃんが年寄りすぎて、こんな山奥で暮らすことができるのか・・・そっちの方が気になってハラハラしっぱなしでした。
ガキンチョが半端なくワガママでイライラ。

この孫の要所要所の心情、行動の変化が見どころです。
最初と最後ではおばあちゃんに対する全てが全然違う。
子役の演技に依るものも大きいと感じます。

おばあちゃんは素人だからなのか一言も話しません。
それも味があって相乗効果を生んでいます。

途中でやめず、最後まで見てほしい作品。

小説「ロミオとロミオは永遠に」 恩田陸

近未来SF。

タイトルの意味は不明。筆者もいいタイトルが思いつかなかったようです。

そのためタイトルからはどのような話なのかは想像不可能。


ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)/恩田 陸
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スコア選択: ★★★★


時代は今より先の荒廃した世界。

人はただ汚染された地球を綺麗にするという名目のもと暮らしている。

そんな日本でエリートになれる一握りの人が通う学校、大東京学園。

その学園で繰り広げられる壮絶な試験、試練。

一度、脱落者の烙印を押されるともう這い上がれない。

そのため最下位のクラスは皆、脱走を図ろうとするが・・・


現在のエンターテイメントがこの世界では完全に化石化し、貴重なものとして語られます。

このまま地球を汚染し続けたら、こんな世界が来るかもしれない。

そう思うと今の世界は相当に恵まれていると感じます。


学園ものなので、ある程度面白さは保障されています。

仲間との友情、試験の特殊さや過酷さ、それを乗り越える面白さ、教官との知恵比べ、脱走などなど。


ラストまであっという間に読み終わります。

ラストあたりが急ぎすぎてあっけなかったので、もう少し丁寧に書いてほしかった。

あと、登場人物が多すぎて新宿クラスの人は把握できませんでした。

一応ハッピーエンドなのだが暗い余韻が残り、読後感はあまりよくないです。


沢山のものに手を出しすぎて、ところどころ詰めの甘さが感じられる作品でした。

何かひとつに絞って、深く印象に残る内容にしてもらいたかったです。


途中まですごい面白かったので、やはりラストかなぁ・・・

DVD「グーグーだって猫である」 レビュー

犬童一心 監督。

原作は大島弓子のエッセイ漫画。


グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]
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スコア選択: ★★★


グーグーで検索かけたら「グーグー体操」が真っ先に引っかかりました。

恐るべしエド・はるみw


さて、タイトルの通り猫好きにはたまらない映画です。

でも、過剰に期待をしたら肩透かしをくらいます。

それは猫中心の映画ではないから。


小泉今日子演じる麻子と彼女を取り巻く人々の生活を描いたまったりとしたお話です。

猫はそれにスパイスを与えるような存在。


内容は仕事、恋愛、夢、病気などありふれていて現実的だが、猫が人間のような姿で話ができたりとメルヘンチックなとこもあり、なかなか面白い。

人生の過酷さも含め、強弱がしっかりととれたバランスのよい作品だと感じました。


音楽も「メゾン・ド・ヒミコ 」のときのように細野晴臣とタッグを組み、ほんわかとした世界観を演出しています。

それにしても子猫が可愛いかった。

グーグーの意味は映画の最後で語られます。

DVD「メゾン・ド・ヒミコ」 レビュー

犬童一心 監督。


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スコア選択: ★★★★


ゲイの人たちのお話でした。


ゲイバーであった場所を老人ホームとして運営している卑弥呼。

その恋人であるオダギリジョーの誘いで卑弥呼の娘である沙織(柴咲コウ)はそこでバイトを行うことになる。

始めゲイを毛嫌いしていた沙織だが、生活を共にすることで心情に変化が・・・



見始めたころはハゲのおっさんが女装してる姿にオエッときてたんですが、劇中の沙織と同様、その一人一人の人間味あふれる姿に心を打たれ段々と愛着がわいてきました。

特にルビィさんは良かったなぁ。

オダジョーもご多望に洩れずゲイですw


一生に一度の人生、思うがままに生きた姿がここにありました。

それでもうまくいかずもがき苦しむ姿が見ててつらい。

いろいろと考えさせられる映画でした。


派手さはないが、心に残る良作。

最後は心温かくなります。

DVD「おくりびと」 レビュー

バッテリー」の滝田洋二郎監督。

第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。他受賞たくさん。


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スコア選択: ★★★★★


日本人だから作れた作品だと感じました。

納棺という題材、音楽、謹みの心、生と死の考え方・・・

今後も語り継がれる作品になるのではないでしょうか。


雪深い山奥の風景はなんとも穏やかな気分にさせてくれます。

全体的に大人な雰囲気で感動的なシーンも一味違います。

ビデオ撮影のシーンなどクスッと笑えるとこもありました。


ストーリー、役者、音楽、すべて高標準で成り立っている作品。