口は大きく開けて歌うのが正しい？
聞く人の心を動かせる声になるボイスレッスン
美声ボイスコーチのまえだひとみです。
最近は毎週日曜はYouTubeライブ配信、第1・3水曜にFacebookライブ配信を行なっています。
よく「全く口が開いてないのにはっきり言葉が聞こえる」と言われるのですが、声の明瞭さに実は口の開けは直接的には関係ないのです。
そんなに口を大げさに開けなくても充分声ははっきり聞こえるんですよ。
私も例に漏れず、昔は『口を大きく開けなさい教』におりましたので、ライブでもガツガツ大きく口を開けて歌っていました。
その結果、顎関節症になりました。
何故、口を大きく開けなければならないのか？
その意味を結局は分かってなかったのです。
口を大きく開けることより奥歯の空間を取ること。
これが大事です。奥歯を噛みしめずにいられるのであれば、あまり口の開けは関係ありません。
現に私は顎関節症は完治していませんが、ピッチや声の大きさも特に困らずに今も歌えています。
声を出すのに関係するのは奥歯の空間。発音に関係するのは舌も関係してくるので、口を開けた時に舌が一緒に大きく引っ込む方は要注意です！
口を大きく開けようとしすぎて一緒に舌や顎が力んでしまっている方は、口を開ける幅を狭くして緩めることも意識してみてくださいね。
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