前回までのあらすじ

遂に幕を開けた『リリカルなのは』『神無月の巫女』『ガンダムSEED』の三作品のキャラによるカラオケ大会。
トップバッターの千歌音が作品を越えた最愛の弟・ユーノへの想いを込めた『魂のルフラン』を熱唱する。
続くなのはも負けじとユーノへの愛を込めて『10 YEARS AFTER』を歌うも、自分がユーノと出会ってからの10年後がガチレズ・メイオウ一直線なStSである事に気付いて涙のリタイア。
失格となった上に、千歌音に追い討ちの言葉をかけられ、ステージ上で号泣するのだった。

君は、刻<とき>の涙を見る…

ユーノ「…今度はΖか…」



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦リミックス



なのはの号泣で一気に重く暗い雰囲気に包まれてしまった会場内。
そんな空気を払拭すべく、次なる挑戦者が立ち上がった。

コロナ「三番、コロナ。曲はJUDY AND MARY『そばかす』。これが私のファイナルステージ改め、新しいファーストステージよ!」
レーコ「頑張れ総合69位ー」
コロナ「68位だってば!そのお約束もいい加減飽きたわ!」

思えば『神無月の巫女』本編中、CDドラマとは言え明確にソウマへの好意を見せていたにも関わらず、ソウマ救済ネタに挙がるのは大抵マコトばかりで彼女の名前が挙がった事はほとんど無い。
中の人の推奨とは言え、あまりと言えばあまりな現実。
故に彼女は、本職である歌に賭ける。
何かとコンプレックスを刺激する存在の千歌音がいきなり高得点を叩き出した上に、コズミック・イラのトップアイドルであるラクスまで居るのだ。
負けられない、そんな思いが彼女を突き動かす。

シン「『るろうに剣心』の初期OPだな」
はやて「るろ剣の曲ってタイアップばっかで全然本編と内容合ってへんのよね~」



 大嫌いだった そばかすをちょっと
 一撫でして溜息を一つ
 ヘヴィー級の恋は見事に 角砂糖と一緒に溶けた
 前よりももっと 痩せた胸にちょっと
 チクッと刺さる棘が痛い
 星占いも あてにならないわ



カーン…

コロナ「って、ちょっと!まだ歌い終わってもいないのに何で失格の鐘が!?」
はやて「あー…ごめんな?その歌、地獄ユーノで有名な浅倉竜也さんとこのカラオケネタで私が歌った事あるんよ」
コロナ「だから何?」
はやて「私とコロナちゃんて中の人同じやん?せやから、これも声優ネタって事になって失格なんやて…」
コロナ「納得いかない!そんな理由で失格なんて!」
はやて「ルールはルールや」
コロナ「未確認のカメレオンかぁ!?」

その後、シンが仲裁に入り、渋々コロナはステージを下りた…

はやて「失格が立て続けに2人かぁ…このままやと、千歌音さんの一人勝ちやで?」
シン「次の挑戦者に期待するしか…」

未だ何とも言えない微妙な空気を打ち破るべく、次にステージへと上がった勇者は…

クロノ「四番、クロノ・ハラオウン」

彼の扱いも、このブログでは酷いものだった。
ユーノの相棒兼良き兄貴分、フェイトの憧れのお兄ちゃん、それらのポジを、全てソウマに持っていかれて。
当人は、無限書庫に大量請求をもたらす怨敵とばかりに、クレイドール・ドーパントやレイオニクスと化した千歌音に、襲撃されたり、怪獣をけしかけられたり、命が幾つあっても足りやしない。
同じ無印からの男キャラなのに一人だけ妻子持ちのリア充になったとか、長谷川の漫画版1stでのユーノに対する理不尽な八つ当たりとか、恨まれる節があると言っても、はいそうですかと納得出来るわけがない。

クロノ「僕は今こそ…失ったものを取り戻す!曲はTourbillon『Break the Chain』」



 (バクバクBeatin'heart カッ飛ばしてKick it up)
 (バキバキBurnin'heart 君こそOne & Only)



シン「『仮面ライダーキバ』のOPだな」
はやて「クロノ君の中の人がキバット役で出てるんやったな。当然、減点対象や」



 君が世界に存在してる 意味を知りたくない?
 (バクバクBeatin'heart Beatin'Beatin')
 (バキバキBurnin'heart Come up Y'all)

 今を取り巻く全ての事 過去からのメッセージ
 (バクバクBeatin'heart Beatin'Beatin')
 (バキバキBurnin'heart Come up Y'all)

 そこに隠れてても 何もはじまんない
 閉ざされてたドアを その脚で 壊せ



千歌音「それにしても…何故、仮面ライダーなのかしら?」
ユーノ「ほら、クロノ子供居るから…」
ソウマ「家で「キバットやってー」とか言われてたのかもな」
姫子「そもそもちゃんと家に帰ってるのかな?」
千歌音「怪しいものね。この前も聖王教会の某少将と、仲良くティータイムを満喫していたようだし…」
フェイト「これ以上クロノの家庭内での立場を危うくしないで!」



 目に見える 不安を数えて
 止まらないで Just kick it
 (運命のRule 破ってく) 

 目に見えない 繋がり信じて
 歩き出そう Just do it
 You got change Breakin'the chain

 誰だって 独りなんて事
 ありえなくて Just kick it
 (自分のRoots 探してく)

 そこにある 確かな絆を
 忘れないで Just do it
 You got change Breakin'the chain
 ありったけの強さで
 Don't be afraid(The)world is your stage…Go



はやて「さてさて、採点結果は~?」
シン「78点。やっぱり減点が響いたみたいだな」
クロノ「そうか…まあ、勝てるとは思っていなかったが…自分なりに出来る限りの事をやった。それで満足さ」
はやて「ちなみにクロノ君のオンステージは、海鳴のハラオウン宅に生中継されておりまーす♪」
クロノ「なん…だと…!?」
はやて「というわけで、海鳴のエイミィさーん!」

いつの間に用意されていたのか、ステージの真上に設置されたスクリーンに、エイミィの顔が映し出される。

エイミィ『はーい、はやてちゃん久しぶり~♪あ、クロノ君、熱唱してるとこ見てたよ~』
クロノ「そ、そうか…ところで、カレルとリエラは?あの子達も、見てたのか?」
エイミィ『それがねー、最初は見てたんだけど…「フォーゼの歌じゃないの?つまんなーい」って言って、寝ちゃった』
クロノ「なん…だと…」

ガーン…という効果音をバックに、その場に突っ伏すクロノ。
流行り廃りにシビアな子供にとって、4年前のライダーの主題歌は最早過去の遺物だったのだ。

ユーノ「あーあ、クロノが落ち込んでる…」
ソウマ「減点覚悟で歌ったのに、子供にスルーされたんじゃなあ…」
姫子「うーん…何でみんなカラオケでそこまで必死になるの…?」

姫子の発言で、会場全体が凍り付いた。

千歌音「ひ、姫子…カラオケ大会で今の発言は、流石にどうかと私も思うわ…」
姫子「だって…カラオケで幾ら上手く歌っても、それで立場が良くなるわけじゃないし…「俺には世界を救う事ぐらいしか出来ないけど」と「あの3人なら世界の一つや二つ軽く救える」なら、私だって自分で世界を救う人を選ぶよ…」
ユーノ「まあ、否定はしないけど…」
ソウマ「そもそも、何で俺かクロノかの二者択一みたいな話になってるんだ?」

姫子の無自覚な言いたい放題の前に、クロノは…

クロノ「………」
はやて「へんじがない ただのしかばねのようだ」
シン「そりゃあ、しかばねーなあ」
クロノ「生きとるわっ!」

はやてとシンの小ネタに勢い良く立ち上がるクロノ。
その目からは、血の涙が止め処なく流れていた…



つづく



そろそろグダグダになってきたカラオケ大会
次回、完結です(ヲイ
前回までのあらすじ

はやての提案で『リリカルなのは』『神無月の巫女』『ガンダムSEED』の三作品のキャラが一堂に会して交流を温めようと開催されたカラオケ大会。
しかし、はやてはStS本編での無能部隊長ぶりをナレーションに扱き下ろされた挙句、ラクシズの面々にマトモなツッコミを入れられて憤死してしまった(生きてます)。
後を託された副司会のシンによる進行で、カラオケ大会が遂に幕を開ける。

君は、生き延びる事が出来るか…?

ユーノ「何故、ファーストガンダムの予告?」



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦リミックス



事前に行われていた抽選によって、既にエントリー順は決まっている。
そしてトップバッターとしてステージに上がったのは、彼女であった。

千歌音「一番、姫宮千歌音。曲は高橋洋子さん『魂のルフラン』…この歌に、私の最愛の弟・ユーノへの想いの全てを込める!」



 私に還りなさい 記憶を辿り
 優しさと夢の 水源<みなもと>へ
 も一度星に引かれ 生まれる為に
 魂のルフラン



シン「この曲は『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の主題歌。エヴァは今も新劇場版が作られるほどの社会現象となり、この曲自体のセールスも凄いものだったとか」



 蒼い影に 包まれた素肌が
 時の中で 静かに震えてる
 命の行方を 問いかけるよに
 指先は 私を求める



はやて「素肌が震えるとか指先が求めるとか、何かエロいな。あの人らしいわ」
シン「…このタイミングで復活するかね君は…」



 祈るように まぶた閉じた時に
 世界は只 闇の底に消える
 それでも鼓動は また動き出す
 限りある 永遠を探して

 私に還りなさい 記憶を辿り
 優しさと夢の 水源へ
 貴方も還りなさい 愛し合う為
 心も身体も 繰り返す
 魂のルフラン



 私に還りなさい 生まれる前に
 貴方が過ごした 大地へと
 この腕<て>に還りなさい 巡り合う為
 奇跡は起こるよ 何度でも
 魂のルフラン



はやて「お~…思わず圧倒されてしまうような熱唱やな。これがこのブラコン巨乳姉さんからのユーノ君への想いか…」
シン「ループ屋がグルっぽでこの曲を彼女のテーマ曲として紹介したところ、『翠眼の英雄』の作者である創起さんから



 >久しぶりに『魂のルフラン』を聞いたら、千歌音のユーノに対する歌にしか聴こえなくなってたよ…どうしてくれるんだ!?(笑)



という洗脳報告が後の記事のコメントに寄せられていたという…」
はやて「千歌ユーの生みの親、タクム・ノノハラさんも



 >宮様には「魂のルフラン」があるじゃないか



って言ってるぐらいやしなぁ…恐るべし洗脳効果や」
シン「ちなみにループ屋が久々にこの曲を聴いたのはニコ動なんだけど、その動画のうp主は当初ユーノを素材に動画を作ろうとしたが素材が少なくて断念、代わりに某円盤皇女のワルキューレゴーストの動画にしたんだとか」
はやて「確かそのうp主さん、ゴーストさんがうちのリインフォースに似てるってコメントもしとったなぁ」
シン「で、その曲がループ屋の中で大六課編~完結編への千歌ユー展開にド嵌まりして、グルっぽでテーマ曲に挙げてみたという、ユーノ×介錯作品の世にも奇妙なリンクだったってわけだ」
はやて「私が大六課で頭ワルズ・ギルな醜態晒してた裏でそんなドラマが…」
シン「…っと、そうこう言ってるうちに採点が終わったみたいだな」
はやて「うぉ、95点!初っ端からこんな高得点が出るとはな~」

そして拍手喝采の中、優雅にステージを下りてくる千歌音。
その視線の先で出迎えたのは、彼女の最愛の弟だった。

ユーノ「カッコ良かったよ、姉さん」
千歌音「ふふ…そうやって貴方が褒めてくれるのが、どんな高得点よりも嬉しいわ」

微笑みを交し合いながら、甘ったるい雰囲気を醸し出す姉弟。

なのは「そんな高得点も、すぐに私が塗り替えてみせるの!」

甘い空気をブチ破るように威勢良く、ステージへと上がっていくなのは。
思えばこのブログにおける彼女の扱いは最悪だった。
大六課編では百合厨やなのはさん最強厨によって二次創作で改悪されたガチレズメイオウ仕様、それ以外では千歌音のかませ犬ばかりで、ユーノとのカップリングなど夢のまた夢。
そもそもループ屋はユーなの派ではなかったのか?
しかもループ屋一人ならまだしも、同じくユーなの(なのユー)派であるはずの創起さんやタクムさんまでもが、メインヒロインとして扱ってくれていない現状。

なのは「それでも…それでも、私は諦めない!だから、ユーノ君への愛を込めて歌うよ!」

せめて歌に想いを乗せて、ユーノに届けたい。
そんな彼女が選んだ曲は…

なのは「二番、高町なのは。曲は米倉千尋さん『10 YEARS AFTER』」



 10 YEARS AFTER 10年後の 貴方を見つめていたい
 STAY TOGETHER その時 きっと 傍で 微笑んでいたい



シン「『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のEDだな」
はやて「この作品、うちの家族には受けが悪いねん…」
シン「主人公が軍を抜けるから?」
はやて「そうやなくて…ほら、主人公の中の人が勇者王やん?」
シン「ああ、仮面の男と同じ…ってその理屈でいくと、勇者王や勇者特急も見れないんじゃないか?」
はやて「ちなみに六課では黄金勇者は御法度や!」
シン「もういいって…」



 幼い頃から そう今日までの SO MANY DAYS
 振り返れば 色んな 事に巡り会った
 泣いたり笑ったり 喧嘩したり夢見たり
 ちょっとハードな 失恋も 輝く MY HISTORY



フェイト「なのは、その歌は…!」

フェイトが何かに気付いたように声をかけるが、曲に掻き消されてなのはには届かない。



 幾つもの 出会いと別れ潜り抜けて
 愛する 貴方に そうよ
 LOVE 巡り会えた



 WOE-10 YEARS AFTER 10年後の 私はどうしてるだろう
 どんな風に 貴方を 好きでいるだろう
 WOE-10 YEARS AFTER 10年後の 貴方を見つめていたい
 STAY TOGETHER その時 きっと 傍で 微笑んでいたい



なのは「………」
はやて「…なのはちゃん?」

曲が二番に差しかかろうとした時、はやてがなのはの異変に気付いた。
俯いたまま歌おうとせず、身体を小刻みに震わせている。
そして遂に、ステージの床にポタポタと涙が落ち始めた。

はやて「ちょ、なのはちゃん!?どしたん?何で泣いてるん?」
フェイト「ほら…なのはにとって、ユーノと出会って10年後と言ったら…」
はやて「…あ~…丁度StSの時期やなぁ…」

A's中盤から兆候があったとは言え、決定的にキャラが悪しき方向に固まって悪ノリしていたStS。
ガチレズ、メイオウ、その全ての不名誉な称号が、この三期で不動のものになってしまったと言っても過言ではない。
ターゲットの客層を百合厨に絞った為に、ユーノの傍で微笑んでいるどころか、当のユーノはゲストキャラに降格。
その延長線上に、ユーノの居ないvivid&Forceの四期があるのだ。

なのは「…ヒック…えぐぅ…」
はやて「アカン…壮絶な自爆や…」
クロノ「…何故、曲を選ぶ時点で気付かなかった…」

カーン…

シン「あー…今のは、最後まで歌えなかったって事で失格の鐘だ…」

会場内が重苦しい沈黙に包まれた。
聴こえるのはステージ上のなのはの嗚咽のみ。
誰もが声をかけあぐねている中、たった一人、千歌音がステージへと上がっていき、なのはに歩み寄った。

千歌音「なのはさん…」
なのは「うぅ…ユーノ君のお姉さん…」

なのはの肩に手をやり、優しく微笑みかける千歌音。
敗者を元気付ける勝者、そんな感動的なシーンを誰もが予感していた。

千歌音「………清々しいまでの自滅だったわね」
なのは「うわ―――――ん!!!!!」

その予感は、一瞬で裏切られた。
千歌音はなのはにトドメを刺しにきただけだったのだ。

ユーノ「姉さん、容赦無い…」
ソウマ「姫子…ツッコミ入れなくていいのか?」
姫子「んー…今回は、なのはちゃんの自業自得だからね」

無様な負け犬に用は無いとばかりに、悠然とステージを下りていく千歌音。
そして会場内には、ステージに取り残されたなのはの号泣が響き渡るのだった…



つづく



我々がなのはを裏切ったんじゃない
なのはが先に我々を裏切ったのだ(ヲイ
遂にやってしまった…



『歌は世につれ、世は歌につれ』

流行歌というものはその時代を反映し、また世の中の動きも流行の歌に影響されるという。
『世は歌につれ』はないだろうという意見もあるが、何処かの超時空要塞では歌で戦争を終わらせたり逆に内戦状態になったりを繰り返しているし、何処かの巨大都市型宇宙船の地球帰還の鍵をバーチャルアイドル歌手が握っていたりするし、そもそもコズミック・イラなんぞ軍の戦意高揚していたトップアイドルが神に溺愛されたチート主人公とくっついたせいでご覧の有様である。
そこまで極端な例を挙げなくても、歌の持つ力というのはなかなか馬鹿に出来ないもので、有形無形の距離の離れた人と人との溝をも埋める。
新人の歓迎会やネット仲間のオフ会などに大抵カラオケが用いられるのはそういう理由だろう。
歌って騒げば何となく一体感が得られたような気分になれるものだ。

そして今、デウス・エクス・マキナを巡る一連の戦いを経て交流するようになった『リリカルなのは』『神無月の巫女』『ガンダムSEED』の三世界に更なる一体感をもたらそうと、新たな音曲の宴が催されようとしていた。
発端は、またもこの狸もといこの女の思い付きである。

はやて「カラオケ大会や~!」



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦リミックス



はやての提案によって、かつて敵と味方に分かれて血みどろの戦いを繰り広げた事もある面々が一同に介し、カラオケで歌って騒いで盛り上がり、今も残る蟠りを徹底的に解消してしまおうという流れになった。
とは言え大会と銘打ってしまった以上、採点や勝敗などは不可避なわけで、果たして平和的に進むのかどうか。
所詮は「敵は外から来る!」と予測しておきながら、実際に敵が外からやってきたら何の備えもしていなくて「やられた!」などとほざいたり、最終決戦の真っ只中で身内の救出の為に指揮を放り出した上に「誰か、指揮代わって!」などと引継ぎすらマトモに行わなかった無能部隊長の発案である。

はやて「…何でのっけからボロカスに罵倒されなアカンのや…」
シン「だって、事実だしなあ…」
はやて「アレは私の意思やない!マトモに組織物書けんくせに下手の横好きでStSとかForceとかやりたがる原作者が悪いんや!」
シン「作者に責任転嫁とか見苦しいにも程があるだろ…」
はやて「どやかましいわ!アンタ副司会なんやから要らん話題はスッパリ切り上げて進行をしぃや進行を!」
シン「そもそも何で副司会やらされているのか分からん…」
はやて「何言うてんの!?大六課編で宿敵同士だった間柄やん!これはフラグやでフラグ!」
シン「宿敵同士が何処をどう間違ったらフラグになるんだよ…」
はやて「だってフェイトちゃんがソウマ君に惚れてるんやで?順番で言ったら、3人娘最後の一人の私がアニメイテッド主役3人組最後の一人のシン君とフラグ立ててもええやん!というわけで、作品も歳の差も越えた恋愛してみぃへん?」
シン「断固拒否する…ルナ居るし」
はやて「ヒドッ!即答かいな!」

何かもう冒頭からグダグダだ。
流石の八神はやてクオリティ。

フェイト「フラグって言っても、私のソウマへの想いは実らない事が確定してるんだけどね…」
なのは「まだなの…まだ、ユーなのは負けてないの…」
クロノ「なのは、その台詞は負け惜しみ確定だ…」

早くもお通夜モードのなのは達だ。

ソウマ「何か、暗いムードが漂ってないか、向こうは…」
千歌音「自分達だけ家族を得てユーノを独りぼっちのまま四期でとうとう事実上の追放処分にした連中なんて、永遠に地獄でユーノに詫び続けていればいいのよ」
ユーノ「…僕はこっちに居ていいのかな…?」
姫子「居てくれないと千歌音ちゃんが情緒不安定になって何仕出かすか分からないから、居ないと困るよ」

通常運行の神無月トリオwithユーノだ。

ラクス「それで、いつになったら始まりますの?」
キラ「司会が目立つのは本末転倒なんじゃないかなあ?」

遂に“あの”キララク星人から常識的なツッコミが入った。

はやて「屈辱や…あの2人にマトモな事言われるなんて、屈辱以外の何物でもない…!」
シン「いや、ループ屋の中では六課よりはラクシズの方が“まだ”マシって認識だし」
はやて「ぐはぁっ…!?」

はやては盛大に倒れ伏した。
そりゃそうだろう。
キラ様マンセーだけで塗り固められたラクシズよりも、自分の『夢の部隊』の方が酷いと言われたのだ。
もう「せやけどそれは只の夢や」と現実逃避する気力も無い。
はやての精神的ライフはもうゼロだ。

はやて「誰か、司会代わって…」
カガリ「いや、何の為にシンを副司会にしたんだ?」
アスラン「彼女は放っておいて、そろそろ進めてくれないか?」
シン「この2人にまで…ホントいいとこナシだなこの子…」

溜息をつきつつ、シンは開始前に渡されていた紙を開いて読み上げる。

シン「えーと、まず、判定はとあるマシンに内臓されているコンピュータで行います」
クロノ「いや、そのとあるマシンって何だ?とあるマシンって」
シン「そう書いてあるんだから仕方ないだろ…後、声優ネタは反則扱いで即座に失格」
フェイト「私がシリーズのOP歌ったり、なのはがED歌ったりしたら駄目なんだね」
シン「そうなるな。で、声優が歌っているわけじゃないけどキャラとして登場している作品の主題歌は、失格にはならないけど減点が科せられます。以上」
なのは「至って簡単なルールなの!説明も終わったところで、早く始めるの!」
シン「君、仕切りたがりは誰かさん以上だな…」



かくして混沌に満ちたカラオケ大会の火蓋が切って落とされる。
この戦いの果てに待つものは、一体何なのか…



つづく



はやてイジメが思ったより長引いてしまった(ヲイ
予定では司会進行は早めに切り上げて、口火を切って宮様VSなのはさんの歌合戦の予定だったんだが…