タクム・ノノハラさんが『ウルトラマンZOFFY』の替え歌でツバサ兄さんの歌を作ったので、同時上映の『ウルトラマンキッズ』ネタをやってみた(ヲイ



あらすじ

ミッドチルダの隣にある小さな次元世界『まほろばの村』には、SD体型の神無月キャラ達が平和に暮らしていた。
そんなまほろばの村に、ミッドの商人はやてとシャマルが年に一度の行商にやってくる。
物々交換の野菜を持って向かうソウマ達だったが、到着した頃には全ての商品が売れてしまった後だった。
はやてはシャマルの機転でネックレスやヘアバンド、ツヤ出しクリームを口八丁手八丁で売りつけて退散するが、残されたボロ布が突然動き出す。
森の中に逃げ込んだボロ布を追って大騒ぎになるソウマ達だが、実はボロ布の中には幼い少年、ユーノが隠れていた。
一人、ユーノと出会った千歌音は彼と親しくなり、やがてボロ布に入っていたのがユーノだと知ったソウマ達とも仲良くなる。
そこへ、船に乗り遅れたユーノを連れ戻しにはやて達が戻ってきて…



登場人物

・ソウマ
一同の纏め役。
動くボロ布の追跡でも、勝手な思い込みで大袈裟な目撃談を語る他の面々と違い、「素早い奴だった」と見たままを話す。
(但し、森の中が大騒ぎになった時は、パニックに陥って思いっきり転んでいた)

・姫子
ソウマのガールフレンド。
はやてからネックレスを売りつけられた。
ボロ布の追跡には参加せず、森の中から聞こえてくる大騒ぎに震えていた。

・ツバサ
ソウマの兄。
シャマルから売りつけられたパワーアップクリーム(実は只のツヤ出しクリーム)を塗って意気揚々とボロ布追跡に参加するが、躓いた岩を思いっきり殴りつけて手を痛めてしまう。
その絶叫が大騒ぎの引き金になってしまった。

・ギロチ
ボロ布追跡の大騒ぎで、「でっかいの何のって」と目撃談を語る。
後に中身がユーノだったと判明した際にソウマからツッコミを入れられるが、口笛を吹いて誤魔化した。

・コロナ
レーコと2人一組での行動が多い。
ボロ布追跡の大騒ぎでは、「凄い怪物」と目撃談を語り、後でソウマにツッコミを入れられた。

・レーコ
はやてとシャマルから頭が良くなるバンド(実は只のヘアバンド)を売りつけられた。
ボロ布追跡の際にはバンドで思いついた(と思い込んでいる)いい考えでコロナに自分を肩車させて森の中を探索するが、大騒ぎに驚いてコロナが走り出した為、木の枝に思いっきり顔をぶつけた上に、そのまま引きずられてしまう。

・千歌音
姫子の親友。
はやて達が去った後、残されたボロ布に気付く。
その後、ボロ布から出てきたユーノと親しくなるが…

・ユーノ
ボロ布の中に隠れていた幼い少年。
千歌音と出会って親しくなり、ソウマ達とも仲良くなるが、実ははやて達の連れていた子供で…

・はやて
ミッドから年に一度まほろばの村へとやってくる行商人。
品物が売り切れてしまいソウマ達から詰め寄られ、船内の残り物を口八丁手八丁で売りつける。

・シャマル
はやてと共に行商にやってきた商人。
只のヘアバンドを「頭が良くなるバンド」、ツヤ出しクリームを「パワーアップクリーム」と称して売りつける。
クリームを売りつける際にはあらかじめ割れ目を入れておいた岩を、クリームを塗ったはやてに素手で割らせて見せた。



ミヤコとネココは該当させられるキャラが居なかった…orz
何を血迷ったかシリアスに挑戦してみました(ヲイ



高町なのはが任務中に撃墜された。
その一報を聞いたのは、無限書庫の業務が一段落し、千歌音とユーノが一息ついていた時だった。



病院に駆けつけた時、なのはは集中治療室の中だった。
待合室には、ハラオウン家や八神家といったいつもの面子の他に、なのはの家族や友人達の姿もあった。
彼らが、なのはが魔法と関わる切欠になったユーノを責めるのではないか、と千歌音は警戒したが、幸い、誰一人としてユーノに責任を擦り付ける者は居なかった。



「…僕の、せいだ………僕と、出会わなければ………僕が、なのはに魔法を教えなければ…こんな事には…」



…只一人、ユーノ本人を除いては…



 どんな時も 傷付いた羽隠して
 明日に向かう後ろ姿は もう見たくないわ



千歌音には、こうなる事は分かっていた。
デウス・エクス・マキナの中で見た未来の記憶。
その中には、高町なのはが撃墜され、その一件でユーノが自分を責め苛む姿もあった。
だから千歌音も、ここ最近はなのは当人への嫌悪は横に置き、彼女に近しい人達と同様に、無茶はしないように忠告をしてきた。
だが、彼女から返ってくる返事はいつも、

「大丈夫だよ」


だった。
何が大丈夫なものか。
結局、彼女はこうして重傷を負った。
そしてその事で、ユーノが心に深い傷を負ったのだ。
高町なのはが死のうが生きようが、千歌音の知った事ではない。
それどころか、一度この手で殺そうとした事さえある。
だが、その事で最愛の弟が、激しい自己嫌悪に陥っている。
こんな事にならないようにと願っていたのに、運命は変えられなかったのだ。



翌日、ユーノはいつものように、本局へと出勤しようとしていた。
その顔は憔悴し切り、とても書庫の仕事などさせられたものではない様子なのにも関わらず。

「ユーノ、今日は休みなさい。心の疲れが顔に出ているわよ」

だから千歌音は、ユーノを引き止める。

「大した事無いよ…それに、僕に出来る事はこれぐらいなんだから…」

ユーノも引き下がらない。
なのはに魔法を教え、その結果が彼女の撃墜事故へと繋がった、とユーノは頑なに責任を感じている。
だからこそ、そんな自分が、精神的な疲労を理由に休む事など許されない、そう思っているのだろう。
疲れ切った顔に、自虐的な笑みを浮かべている。
姉を心配させまいと笑って見せたのだろうが、それは、とても11歳の子供がするような表情ではなかった。

「…いいから休みなさい。休暇の申請は、私がしておくから」

そんな弟の姿に、声が詰まりそうになるのを堪え、有無を言わせぬ口調で高圧的に告げる。
そうでもしないと、ユーノがこのまま自分を追い詰め続け、壊れてしまいそうだったから。

「大した事じゃないって言ってるだろ!こんなの、なのはの怪我に比べたら…」

パァンッ!

「…いいかげんに、しなさい…」
「っ…姉、さん…?」

気が付けば、初めて、面と向かって、弟に、手を上げていた。
掌に残るジンジンとした熱と、ユーノの頬に浮かぶ赤く腫れた痕が、それを後から認識させる。

「確かに、なのはさんに魔法を教えたのは貴方よ…でも、管理局の仕事に就いたのも、無茶をして大怪我する羽目になったのも、全て彼女が自分で選んだ道よ…貴方は、それすらも背負い込もうとするの?」
「でも…僕と、出会わなければ…」
「彼女と出会ったのが貴方の運命なら、貴方と出会ったのは彼女の運命よ…貴方は、他人の運命まで背負うつもり?そんなの、傲慢以外の何物でもないわ…」
「………僕は………僕、は…」

言葉に詰まるユーノ。
やがて、堪え切れなくなったように、その翡翠のような瞳を潤ませ、涙を溢れさせる。

「ユーノ…」
「うぅ………う、ぁ…うわぁぁぁ…!」

千歌音は、ユーノをそっと抱き寄せる。
その腕の中で、姉の胸に縋るように、ユーノは、声を上げて泣きじゃくっていた。



 そっと 涙を拭かせて そっと 優しく抱かせて
 そっと この胸の中で 安らいで欲しい



いつの間にか、ユーノは千歌音の腕に抱かれたまま、眠ってしまっていた。
恐らく、昨夜は一睡もしていなかったのだろう。
自分を苛み続け、雁字搦めに縛り付けていた糸が切れたのと、泣き疲れたのもあるのだろう。
その寝顔は、歳相応の、11歳の少年のそれだった。

「ユーノ…貴方は、私を呪縛から救ってくれた…」

永遠に繰り返される、陽と月の巫女の運命。
呪いのようなその定めから自分を救い出してくれたのは、今、自分の腕の中で眠っている、小さな弟。

「だから、今度は私が貴方を守るわ…貴方を苦しめる、この世界の運命から…」

一度は二つの世界の邪な意思によって引き裂かれ、再会を果たしたかと思えば、敵同士に分かれてしまった弟。
しかし彼は、運命を乗り越え、こうして、彼女のもとに戻ってきた。

「もう、二度と離れないから…私の、この世で一番大切な…愛しい弟…」

何があろうと、絶対に手放しはしない。
改めて、千歌音は、心にそう誓うのだった。



 愛しい貴方が 未来<あす>を 飛べる ように
 はぐれる事無く いつも 傍に 居るわ



それから、8年後。
JS事件も解決し、その事後処理に、無限書庫も相変わらずの激務の真っ只中にあったその日。
ユーノが、一人の少女を書庫に連れてきた。

「彼女は高町ヴィヴィオ。高町教導官の娘で、今日からここで司書見習いとして働く事になったよ」

金髪に、右目が緑、左目が赤のオッドアイの少女。
千歌音は、彼女の事も、デウス・エクス・マキナの中で知っていた。
最初はユーノに懐いていながら、5年も経たずに格闘技へと興味を移し、書庫を去っていく、高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの『娘』。

「そう…宜しくね、ヴィヴィオさん」
「うんっ!」

こちらの作り笑顔に、無邪気な笑顔を返してくるヴィヴィオ。
それが、千歌音には、本当にどうでもいいものとしか見えなかった。
やがてこの少女もユーノから離れていく。
だが、そんな事はもうどうでもいいのだ。
ユーノの傍には、ずっと、自分が居るのだから。
彼を支えられるのは、この世でたった一人の姉である、自分だけなのだから。



 暗い夜を 貴方が彷徨うならば
 月に代わって向かう先へと 照らしてあげたい



創起さんや浅倉さんに倣って歌詞を取り込んだ作風を目指してみました
タイトル及び本編中の歌詞は『魔法騎士レイアース』の2mdEDより
我ながら身の程知らずな事をしたもんだと痛感しています(;^_^A
今回の元ネタはヘルシングの少佐
色々おかしいのはいつもの事(ヲイ



千歌音「諸君、私は弟が好きだ。
諸君、私は弟が好きだ。
諸君、私は弟が大好きだ。

赤ん坊のユーノが好きだ。
9歳のユーノが好きだ。
11歳のユーノが好きだ。
15歳のユーノが好きだ。
19歳のユーノが好きだ。
23歳のユーノが好きだ。
25歳のユーノが好きだ。
これまでのユーノが好きだ。
これからのユーノが好きだ。

自宅で、書庫で。
遺跡で、学会で。
旅先で、前線で。
食卓で、居間で。
浴室で、寝室で。

この地上で見られる、ありとあらゆる弟の姿が大好きだ。

仕事中のさり気ない気遣いに気付いて、素直に喜んでくれるのが好きだ。
「ありがとう」の言葉と共に、無垢な笑顔を向けられた時など、心がおどる。

プライベートで構い過ぎて、怒って拗ねてしまうのが好きだ。
「いいかげんにしてよ」と言いつつ、赤らめた顔をぷうっと膨らませたのを見た時など、胸がすくような気持ちだった。

高熱を出して倒れた私を心配して、泣きそうな顔で看病してくれるのが好きだ。
「大丈夫?」と具合を聞きながら目に涙を浮かべて、私の顔を覗き込んでくる様など、感動すら覚える。

旅行先で休暇を楽しんで草原や砂浜を駆け回っている様などはもうたまらない。
手を振って彼の名を呼んだ私に振り返り、「姉さん」と笑って呼び返し、手を振り返してくれるのも、最高だ。

ベッドで添い寝し、恥ずかしがって離れようとするのを、その華奢なようでいて引き締まった身体を、抱き寄せて睦み合いに雪崩れ込んだ時など、絶頂すら覚える。

某黒提督の大量請求に週末を台無しにされるのが好きだ。
土日を利用して行くはずだった旅行に行けなくなり、「ごめんね」と申し訳なさそうに謝る様は、とてもとても悲しいものだ。

私の知らないところで悪い虫が近付いているのが好きだ。
先に帰宅した後の書庫で、管理局の白い悪魔と会っていたのを知らされるのは、屈辱の極みだ。

諸君、私は弟を、天使のような弟を望んでいる。
諸君、私に付き従う無限書庫司書諸君。
君達は一体、何を望んでいるか?

更なる千歌ユーを望むか?
情け容赦の無い、18禁のような千歌ユーを望むか?
クロスオーバーの限りを尽くし、三千世界のオタクを殺す、成人指定のような近親相姦を望むか?」



司書一同「千歌ユー!!千歌ユー!!千歌ユー!!」



千歌音「よろしい、ならば千歌ユーだ。

我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ。
だがこの暗い闇の底で4年以上もの間、堪え続けてきた我々に、ただの千歌ユーでは、もはや足りない!!

千歌ユー動画を!!一心不乱の千歌ユー動画を!!

我らはわずかに2人のユーノファンが、ブログやニコ動で展開しているマイナーカプにすぎない。
だが諸君は、一騎当千の妄想者<ユノリスト>だと私は信仰している。
ならば我らは、諸君と私とでユーノを支援する最強の無限書庫デッキとなる。

我々を忘却の彼方へと追いやり、眠りこけている百合厨を叩き起こそう。
髪の毛をつかんで引きずり降ろし、眼<まなこ>を開けさせ思い出させよう。
連中に男女の愛を思い出させてやる。
連中に自分が生まれる為に両親がした事を思い出させてやる。

神無月とリリカルのはざまには、奴らの処女信仰では思いもよらないカプがある事を思い出させてやる。

私とユーノの姉弟愛<カップリング>で、全ての百合サイトを炎上させてやる」



乙羽「全オロチマシン発動開始。旗艦ネェル・アースラ始動」



千歌音「『無限書庫、司書長秘書より全司書へ』

目標、書庫入口、高町なのはの頭上!!

第108次魔王撃滅作戦、状況を開始せよ。

征くぞ、諸君」



実は最初こっちをやろうとしてたのが、一度挫折して神無月の赤い彗星に(;^_^A
リベンジしてみたものの、結果は…orz