娯楽にまつわるエトセトラ

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音楽、漫画、ゲーム、小説など様々な娯楽コンテンツについて思ったことを徒然なるままに書き連ねるブログです。皆さんの暮らしに彩りを添えられればと思っています。

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おはようございます。

 

ミスチルファン歴15年目のますらおです。

 

 

今日の日替わりMr.Childrenは

 

 

今年の9月16日に配信限定リリースされたばかりの新曲

 

「turn over?」

 

 

ダウンロード・視聴はこちらから

 

 

この作品は、故三浦春馬さんの遺作として全4話が放送されたTBSドラマ

「おカネの切れ目が恋のはじまり」の主題歌として書き下ろされたものとしても

話題になりました。

 

 

制作された時期は分かりませんが、

12月2日リリース予定の20thアルバム「SOUNDTRACKS」詳細はこちら

に収録された楽曲は全て海外レコーディング(ロンドン、ロサンゼルス)

とのことなので、海外で制作されたことは確かです。

 

 

この曲を最初に聞いたのは、ドラマの第1話の終盤だったのですが、

歌い出しの桜井さんの歌声を聞いただけで、衝撃を受けました!

 

とても50歳の歌声とは思えません。というよりも、むしろ

数年前よりも若返っている!?のではないかと思うくらい

爽やかな歌声なんです!

 

 

曲調も軽快で爽快で、ノリの良いポップでキャッチーなメロディ。

 

 

歌詞の内容は意外と(?)ネガティブというか後ろ向きなことも言っているのですが、

曲調がとても明るく、桜井さんも軽めの歌声で歌い上げているため

聞いていてポジティブな気持ちになれる楽曲になっています。

 

 

色々と大変なことが続き、暗いニュースが多い中、

ミュージシャンとして30年近く第一線で活躍し続けるMr.Childrenが

明るい楽曲を届けてくれるというのは、

とても嬉しいことで、救いのような気がします。

 

 

前作アルバム「重力と呼吸」はロックバンドとしてのMr.Childrenの音楽を鳴らす、

ということが根底にあったようで、

骨太かつシンプルなバンドサウンドと分かりやすい歌詞が特徴的でしたが、

 

 

海外レコーディングで生まれた楽曲群(Birthday、君と重ねたモノローグ、turn over?)は

音の1つ1つの細部にまでこだわっていることが聞いていてよく伝わり、

バンドとしても新しい境地に挑戦しようという意気込みを感じられて、

今もなお枯れることのないMr.Childrenの4人の、

音楽に対するモチベーションにただただ感銘を受けるばかりです。

 

 

このturn over?も、イヤフォンをして1音1音をよ〜く耳をすまして聞いてみると、

様々な工夫が凝らされていることがわかります。

 

 

50歳にしてなお進化しようと挑戦し続けるMr.Childrenを気概を感じられる、

爽快なポップチューン「turn over?」を是非お聞きください!!

 

 

こんにちは、ますらおです!

 

昨日投稿した小説の後編です!

 

どうぞ!!

 

 

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 一瞬で真っ白になった頭の中を整理するために俺はまたしても不謹慎ながら、1時間ほど前に冷やし始めたばかりのハイネケンの瓶を冷蔵庫から取り出しグイッと飲み干した。

 

 酒にあまり強くないせいか足取りのおぼつかない状態で用を足すためにトイレへ向かった。

 

 

「痛っ。」

 

 気が動転しているのか手元が狂ってしまい大切な体の部位の皮膚をファスナーに挟んでしまった。こんな失態は中2以来だ。

 

 

「ぷっ、ダサすぎよお兄ちゃん。」

 

 

 一瞬時が止まった。あり得ない方向からあり得ない人物の声がしたからだ。

 

 声のする方を向きたくても向くことができない俺はまず声だけを発してみることにした。

 

 

「美希、なのか。」声が震えてしまった。

 

 

「それよりもお兄ちゃんのアレを助けてあげなくてもいいの?」

 

 

 対照的に美希の声色は驚くほど軽快だった。昨晩毒入りのワインを飲んだとは思えないほど明るい声だった。

 

 美希の声が耳に入った途端にファスナーに挟まれた恥部のことなど頭からかき消されてしまっていた。

 

 

「お前が助ければいいだろ。こっちはそれどころじゃないんだ。」

 

 

「え?私が?なんで?」

 

 

「ん、いやいや、すまん。嫁入り前の美希にそんなこと頼むなんておかしいよな。」

 

 

 俺は慌てながらも慎重にファスナーを下ろし大切な部分の皮を救出した。

 

 安堵のため息が思わず漏れた。

 

 とはいえ、まだ一息つける状況ではないことに変わりはない。

 

 

「ねぇ、お兄ちゃん。聞きたいことがあるんだけど、いい?」

 

 

「・・ん、ああ、いいぞ。なんだ。」

 

 汗が止まらない。鼓動が速くなる。

 

 

「お兄ちゃんの好きな食べ物って何?」

 

 

「・・・・・」

 

 

 意外な質問に、安堵のあまり茫然としてしまった。

 

 思うように口が動かない。

 

 

「ねぇ、聞いてる?」

 

 

「あ、ああ。」なんとか言葉を振り絞った。

 

 

「俺の好きな食べ物は、ミルフィーユ。」

 

 

「あっ、そうか。だからああやって死体のミルフィーユを作ったんだね。納得。」

 

 

 屈託のない満面の笑みでそんなことを言ってのける美希こそが一番の不謹慎だ。

 

 

 

                   【完】 

皆さん、どうもこんにちは。

現在、数年ぶりにPS4版スカイリムにどっぷりハマり中のますらおです!

 

 

最近やっと書き上げた短編小説をぜひお読み下さい!!!

 

 

 

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 革張りのソファの上にミルフィーユ状に重なった5人の死体を見て腹の虫を鳴らした俺のことを世間は不謹慎と呼ぶのだろうか。

 

 冷蔵庫の扉を開け、5分ほど前にこの手で絞め殺したばかりの母親が昨日の夕飯のために作ったひじきの煮物の残りを手にとった。

 

 牡丹の花弁が数枚描かれた青白色の陶器に盛られたひじきは何だか海に浮かぶわかめのようだった・・・我ながら下手な比喩だと恥ずかしい思いがした。

 

 電子レンジで30秒ほど温め、昨晩毒入りのワインを飲んで亡くなったばかりの父親が若かりし頃に焼いたという陶器の皿に煮物を移した。

 

 

 

 俺はその皿を右手に持ち、壁に飾られた賞状の数々を眺める。優に十枚を超えるそれらは全て2時間前に交通事故で亡くなったばかりの弟の物だ。

 

 俺の自慢の弟はテニスのプロを目指す高校生だった。

 

 本当に俺の弟とは思えないほど才能に溢れ、人望もあり、友達も多く社交的で人気者だった。

 

 俺は賞状の向こうに弟と過ごした日々と弟が将来掴むはずであった栄光を重ね合わせ、少し惨めな気持ちになった自分を疎ましく思った。

 

 

 

 5人の人間が積み上げられたことで出来上がったミルフィーユの光景を肴にして食べるひじきの煮物は最後の晩餐に相応しい味わいだった。

 

 俺が昨日から今日にかけてした所業を鑑みれば、この先の人生の全てを鉄の牢獄に捧げることは明らかだ。

 

 そんな人生の終い方は真っ平御免もいいところだ。

 

 ひじきを1本ずつ食べながらこれまでの人生を思い返してみると、実に平凡で劣等感と喪失感に満ちた華々しさとは無縁の白黒の、彩りに乏しい時間の数々で埋め尽くされていた。

 

 15畳のリビングの壁に設置された65インチの4K有機ELテレビのリモコンに手を伸ばそうとしたが、5人分の死臭の立ち込める部屋の中で呑気にテレビを視聴することに僅かながらの不謹慎さを覚えたため、何も映っていない漆黒の有機ELディスプレイをただぼんやりと見つめることにした。

 

 

 

 カーテンを閉め切ったリビングに流れる時間は淀みのない清流ではなく、ゴツゴツした岩や流木で流れが頻繁に堰き止められる曲がりくねった蛇の如き川のようであった。

 

 テレビの前でぼーっと魂の抜けた人形の姿勢で過ごし続けて何分、いや何時間が経ったのだろうか。

 

 かなり長い間フローリングの硬い床に座っていたせいか臀部に痺れを感じ、一つ一つの動作を丁寧に確認するように体を動かし何とか立ち上がった。

 

 

 

 およそ半日ぶりにカーテンが開け放たれた窓を迎えたのは透き通った夜だった。

 

 夜の空気を吸い込むと、我ながらそれまでは気付きもしなかった喉のつかえが溶けてゆく何とも言えない心地よさに酔いしれ、全ての罪が許されたと錯覚してしまうような清々しさにこの身を委ねてしまいたくなる程の、どこまでもどこまでも透明な闇であった。

 

 闇の奥に小さな点ほどの月明かりを捉え成すべき事に頭の焦点を切り替えると、2階の両親の寝室へと足を踏み入れた。

 

 迷うことなく洋服箪笥の上から2段目の左の引き出しの取手を掴み、中から預金通帳を取り出した。

 

 階段を降りながら最後に通帳記入された日付と金額を確認し安堵した俺は思わずスキップでリビングへと向かった。

 

 その動作を客観的に見れば不謹慎そのものであろう。次に広辞苑を改訂する際には是非とも「不謹慎」の説明欄に俺の名前を載せて欲しいくらいなものだ。

 

 

 

 真鍮のドアノブに手をかけ、ドアを数センチ程開けたとき悪寒のようなものに襲われた。

 

 やや足早にリビングへと足を踏み入れ、ドアの鍵を掛けると真っ先にソファの上に積み重ねられた人間ミルフィーユを凝視した。

 

 額に滲む冷や汗を預金通帳で拭いながら上から順番に確認した。

 

 

 父親、母親、弟、家政婦の村田さん・・・あれ、おかしいぞ、4人しかいない。

 

 そんなはずはない、確かにさっきまで5人が重なっていたはずだ。

 

 一番下には俺の従姉妹で現在居候中の美希がいたはずだ。

 

 

 

 昨日の夜、父親と同じ毒入りのワインを飲んで死亡したはずの美希の死体がなくなっている。