中学の時
「先生」 は、学年を問わず面白い人がたくさん、ほんとに たくさんいて
先輩たちの評価はさまざま あれど学校の先生はホントに面白い人たちばかりで
全校集会のとき
「えーあー本日は晴天なり」って言うだけで上級生が爆笑する先生がいたり
教科書を読んでるといちいち「激しい雨が…」「ハゲだと?!」
「あらそいが激しくなり…」「はげしくー?!」
ってとにかくハゲにからんできたり
部活の説明会で
「準備運動をなめてはいけない!とくにアキレス腱は大事なんだぞ!」と言いながら準備体操中にアキレス腱を切った先生がいたり…
変な大人が多かった。
怖かったのはダイチ先生。
いつも竹刀を持っていてサングラスでパンチパーマだった。
とにかくアツくて。
何をするのにもアツくて。
すこぶる優しかった。
担任では無かったけど、なにかの行事で一緒になった人はみんな名前を覚えてくれてて、覚えられてると怖いんだけど、嬉しかった。
「移動」が決まった日に卒業までお前らと一緒に過ごしたかったのに、できないのが悲しいって
酒をあおってきてたのも、今思えばかっこよかったな…
数々の面白い先生の中で
大好きだったのは美術の先生。
「隣国からミサイルが飛んできてるんだよ、いつ死ぬかわからない世の中なんだから、好きなことしないとね」ってさらっと言ったり
子供の頃“亀の中身”が気になるって、仲間と池ででかい亀を捕まえて線路に置いて電車に轢かせて真っ二つにしたこと、あれはショッキングだった。甲羅を外したかっただけだったんだけどな〜。ところで亀の内臓ってどうなってるか知ってる?(黒板に絵を描きだす)
子供の頃に見たことって忘れないんだよな〜腸がすごい長くてさ、丼に入ったウドンみたいだったんだよ。あ、今日の給食カレーウドンだったわ!
(生徒絶叫)
いつもヘラヘラしてるイメージだった。
なんでもない感じで、誰にも何も伝えず
私たちが卒業して数ヶ月で病気で亡くなったことが伝えられた。
たまに出てきてくれるんだよな〜。
頭の隅にいて、ちょっとモヤっとすると
「好きなことしなよ」
ってヘラヘラ笑ってくれる。
あの時に、教えてもらったこと
今になって心の支えになってる。
まだ生きてる。
先生!
まだ、生きてるよ。
それでは今日も考える1日を。