19時スタート
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小川剛
万作
ハルラモネル
タナ・カミオ
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意味深な行間つけているやつのブログに限って内容がスカスカ、みたいなことを言ってる人がいたので改行を封印してブログ書いてみようと思います。(もうすでに読みにくい気がしますが。)
今日(4/13)は朝から私の大好きな服飾作家cicoさんのオーダー展示会がある星ヶ丘の陶器・雑貨のお店mokodiさんへ行ってきました。(明日4/15もやっております!)
ふじっこぱんの出店もあって(食パンゲット!)お店のオーナーご家族の皆さんもとても理解があって優しくてノリが良いのでcicoさんの展示会の時はいつも歌わせてもらってるんですが、今日来られたお客さんに3〜4歳の女の子と生まれたてのベイビーボーイを連れてこられたお客さんがいて、フワフワの赤ちゃんに群がる大人達を尻目にお姉ちゃんはエレクトリックな教材でカタカナを学習していました。ママはお洋服選び。お姉ちゃん偉いなぁ、ゲーム感覚で一人でお勉強。チヤホヤされてる弟のことは気にしてないそぶりで、ア行から次々とクリアしていく。お店のオーナーキイチさんがそれを見て
「今の子はなにかと全部、インターネットだったりゲームだったりを使うのが当たり前で、ダメじゃないけどコッチが追いつけないよね」
と横でスマホをいじってる娘さんをチラリと見る。ダメじゃないけど、なんだろう?
「紙も鉛筆もいらないからどこでもできるのが良いですよね、散らからないし。」
と言うと「確かにそうなんだけどね」と寂しそうに笑うキイチさん。
それじゃあそろそろ歌いますか!とギターを準備すると店の奥からジャンベも登場。お客さんの会話を邪魔しない程度にセッションしているとエレクトリック教材のお姉ちゃんが急に踊り出した。
どんな曲でも一生懸命ノってくれる。やるな〜お嬢ちゃん!最終的にはキイチさんからジャンベを取り上げてリズムを担当してくれて、最後の曲が終わって拍手をもらった時の達成感にこっちが感動してしまうくらい一体感が生まれていた。
またね!と約束して弟ボーイとママと帰って行くときはルンルンで、この日のことが一週間も残ってくれるかわからないけど、音楽が楽しいってことを覚えてくれてたら良いなぁなんて勝手に祈ったりして。
若さも無いし、変化も無いし、進化も無いけど、忘れたくないことを思い出す機会とか、好きな人に会える運や縁がちゃんと巡ってくることとか、他人の世界に羨ましいばっかりじゃなくて、私にしかない世界を大事にすること、を改めて学べました。
家に帰ってきてからツイッター上で起きたアレコレを流し見、今日はこの人たちとは違う世界にいたんだなぁと寂しくなったり、少し優越感も感じたりして、自分が少し面倒くさいなと思ったらビールの缶を空けていた。
テレビを見て笑う。これで十分だ。
紙とペンを持って絵を描く。2月の約束と昨日の約束を果たすために筆を走らす。
エレクトリック教材と決定的に違う刺激が脳みそを駆け巡る。
そうか
音と匂いだ。
シャカシャカ、しゅっしゅっ、ゴシゴシ、ペチャペチャ、一枚の紙に描いていく情報には色んな音がつきまとっている。線のテンションでスピード感が出る。気持ちも入る。
インクの匂いは他のものでは例えられない独特な落ち着きを孕んでいる。校長室?古本屋?習字教室…大人の贅沢な時間にはこの匂いがピッタリな気がするな。
イラストを描きながら猫を撫で雨の音を聴きながらビールを飲む。なんてステキな時間なんだ。
歌うこと、描くこと、飲むことが好きでよかった。猫も服も食材も、有り余る人生の暇つぶしにとことん付き合ってくれる素晴らしい相棒だ。誰にも理解されなくてもしょうがないんだ。コレしかないんだから、コレで良いんだ。
無理に幸せぶる必要もない。不幸をひけらかす必要も、もちろん無い。
明日、晴れてくれれば、それでいいか。な。
本日も小さな気づきありがとうございました。