咳続く・・本 2024年1月その1 | 屋号は牧屋 kabotanのブログ  

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母・妻・嫁・姑・ときどきインストラクター

マスクして寝ている間も何回か咳き込むので

もう肋骨周辺の筋肉が痛~い。

それを旦那に「痛いよ~」って言うと

「いや、それは嘘や。お前筋肉あるか?」だと。

分厚い脂肪の下に、少しはあるのよ。プンプン

 

リビングのピアノ横の棚の中を片付けていたら

トイレから戻って来た旦那が突然ドアを激しく開けたので

棚を覗き込んで作業していた私の頭に

ドアのノブがガッチ~ン爆弾

すぐ保冷剤で冷やしましたが

大きなたんこぶできましたムキー覚えてろ~パンチ!

 

2024年の1冊目

 

スピノザの診察室 [ 夏川 草介 ]

スピノザの診察室

夏川 宗介 著     水鈴社

2023.10.25発行   287ページ

 

1978年生まれの現役医師の作者、道理で医療関係の記述が

的確、かつ分かりやすく、よく「見てきたようなことを言う」と表現されますが、まさに日々見てるからこそでしょう。

ほっとするお話です。

なぜなら悪者が出てこないから。

登場する医療関係者も患者さんもいい人ばかり。

ぎすぎすしてない、あたたかい暮らしがそこにあります。

昭和のホームドラマみたいな本、癒されます。

 

2冊目

 

小公女たちのしあわせレシピ [ 谷 瑞恵 ]

小公女たちのしあわせレシピ

谷 瑞恵 著      新潮社

2023.10.20発行   302ページ

 

ホテルのはなとその町を舞台に、パン会社に勤めるホテルの娘つぐみさんを中心に、お菓子作りをしながら人々が温かい気持ちになっていく物語が6つ、連作です。

ホテル常連のメアリさんが亡くなり、その方の遺品だったイギリスの児童書があちこちから出てきます。

それに挟まれたお菓子のレシピを手にした人が

いつのまにかつぐみさんとお菓子をつくることに。

お菓子を作って癒されていく人たち、みんないい人です。

こういう町に住みたいなあと思わせてくれます。

 

3冊目

 

ともぐい [ 河崎 秋子 ]

ともぐい

河﨑 秋子 著   新潮社

2023.11.20発行    295ページ

 

1979年北海道別海町生まれの作者。

知床でクマを見て、別海町でソフトクリーム食べてきたので

この本を読みながら、その景色の一端を想像するのが楽しかったです。

時は明治、山に住む熊爪は猟をして暮らしています。

自分の生まれはわからず、養父はすでに亡く、狩った動物を町で売って鉄砲の玉を買い、食料を買い、暮らしています。

その山での暮らしは私たちの想像を絶するほど、シビアなもの。

猟の対象は熊、鹿、うさぎ。。

時代の移り変わりと山の生活に割り込んだものと、猟師としての暮らしと、その歯車が少しずつずれ始めていきます。

血なまぐさい、人間臭い、ぶっきらぼうで力強い、そんな男と貧弱でしたたかで芯の強い女とがどう生きたか、見事な熊文学です。

本 本 本 本 本

年末から3冊読みかけていたので

前後して読み終わりました。

 

2週前の花

今日届いた花

実はまだクリスマスの花も健在。

冬は花が長持ちしていいですわ。

座敷の正月花もまだ綺麗です。