真剣道・松山武衛會
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松山武衛會 中伝について
残るは「真向」である
正坐抜打と同義と記載され、図譜では省略されている。
多種の芸事、多くの伝書は今に残っているが「秘伝」を詳細には書かれていない。
ブドウにおいてはなおさらで、書いてしまえばそれは秘伝でも奥義でもない。
所作に「口伝」が付きそれで十全の伝承となるのはご案内の通りです。
そういえば、どこかで「暇乞」の演武をやっている方を見かけた(笑)なんといえばいいか、無知そのもので、稽古において師から○○は居合ではない ○○は実はこうだよ と稽古の合い間にそっと教えてもらっていないのだろう。そのそっとのヒントは「口伝」資格がある人以外にも手渡されるいわば2次情報、それを受けて研鑽する人がやがて。師から見て「いいだろう」となったときはじめて口伝が付与される。
基道館で複数人の稽古を同時に行う場合、業の開始を手を打って合図するのは他道場と同様で、しかし手を打たない業がある、その場合は居合ではないということを最初から言ってある。
呼吸を計り、態勢を整え、目からビームを発し(笑)空気を震わすような、盤踞した龍が動き出すような、おのれを発現する業が求められる。
居合ではない「業」が初伝に入っている理由もくどいほど述べてきた。
そのうえで中伝を過ぎ、奥に至る
奥の別伝を演武するのはその意味で「何も分かっていない方」の表明だろう、まことにお気の毒な居合人生である
証書に 大日本居合兵法と題されているのを思い出したい
兵法とはなんぞや。闘戦経を持ち出すまでもなく、日本の兵法はほとんど「哲学」の如くである
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