稽古の道具を吟味する大事 | 卍老人残日録

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-真剣道継承未完- 

居合に使う模擬刀は出来れば真剣に近いほうがいい

 

むかし、先師の師匠、斎木先生が苦言を述べた記録を見た

 

斎木「おがらのようなモノを振っている慮外者がいる」

 

苧殻とは軽いという意味です。当時は模擬刀がない時代で刃引きの本身だったでしょう。

 

 

よに横行するでたらめな模擬刀は、大日本居合道連盟の平井阿字斉先生もあきれて、これではいかんとお考えになり正しい模擬刀を初心者のために作られたのを存じ上げています。

 

ということで、私もできうる限りに能力を動員し、武衛會の会員が使う模擬刀を製作しています。

 

高価にならないよう、使いやすいよう、しかもセンスがいいようにと。

 

しかし・・・これを持ち運ぶには・・・・

まだ荷物はあるんだけどネ

 

重さを計測すると

道場備品の茶柄 茶鞘は855g

カスタム 同田貫が1040g 

時代拵 (真剣拵) 897g

千段刻み が992g

 

私の愛刀 肥前宗次が 1140g

 

体幹で振ることに肉薄するなら重い刀がいい

でも、初心者には無理がある(力を用いるから)

 

段階に応じ道具も変えてゆくべきだろう

 

道具だから変化して当然でしょう

 

スマホを考えれば理解できるはず