反革命宣言とダナーブーツ | 卍老人残日録

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-真剣道継承未完- 

文化防衛論は大阪を去るとき弟子の誰かが持って行った

 

松山に帰還してから、内容についての記憶があやふやで少し困ったので、ちくまの文庫を購入した。

 

反革命宣言に次の箇所があり、若いころから「これじゃー」と胸に刻み肚に練り込んできた一文だ

 

 

以下本文より引用

 

自分自からを歴史の化身とし、歴史の精華をここに具現し、伝統の美的形式を体現し、自らを最後の者とした行動原理こそ・・・

 

「あとにつづくもの」これも亦、自らを最後の者と思い定めた行動者にほかならぬからである

 

有効性は問題ではない

 

 

引用終わり

 

 

 

 

日曜の午後、宅配便が届いた

芦屋在住の旧友から、彼の奥方(故人)のブーツだ

ダーリンに使ってもらいたいとの希望で送られてきた

このように頑丈なら一旦緩急あれども歩いてどこまでも行けるであろう

 

 

品物は変化する

どんなに人気があっても「時代遅れ」のレッテルがすぐ貼られる

 

しかし、不易なものも確実にある

 

いま、パラダイムの転換に立ち会いつつ深く感じることは、志操なき行動は意味を持たないという「原点」においてだろう

 

プロトコールは、どちらに振れるかは人民次第であり、あらゆる行動、商業活動、生産活動、ゲイジュツすべて思想、志操を伴なわないことはありえない。

いかなる超絶覚醒者といえどもあり得ない

 

 

私は、後生を願わず今生の栄誉もいらず、金銭に縛られず現時点の肉体を最高レベルに保持し、反革命の誓約を果たさんと熱く願う