山頭火の恋 西条市図書館 | 卍老人残日録

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-真剣道継承未完- 

昨日ようやく図書館で利用者登録をした

 

お目当てはベルレーヌを読みたいと思ったからだ

 

当然紙で読みたい

 

良いテロリストのための教科書にもウヨクは紙に書いたものが必要だ(意訳)と

外山氏も書いている

 

この本午前中に読了し、大変な労作に讃嘆していた。

 

さて、一昨夜青森から架電

 

「大城戸先生のお電話ですか、私青森の○○と申します」

 

質問したいことがあったという、およそ40分お答えした

 

聞けば私の崇敬する居合道家のお弟子さんで、入門すでに20年という方だった。

 

日本はおろか世界に名だたる武道家のお弟子さん、へっぽこの私などになんの質問だろうかと傾聴した。

 

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さて、誠に久しぶりで紙の本を読んで、デジタルも便利だが、縦書きの紙の本の威力を味わった

 

私のPCには一太郎が入っている

縦書きも本字本かなづかいも可能ではあるが、いかんせん読めない方が多いだろう

 

昨夜の稽古に現れた玲水さんに「宝の山に踏み込んで手ぶらで帰るのはもったいない」といったのだが

つたない私の稽古に参加しようという物好きな武衛會の方々にもラインで申し述べた

 

例えば、自分で身体をメンテナンスする「操体法」

なんで習得しようと思わないのか? もったいないよ

知識というのは膨大で、自分の範囲など知れている

 

「山頭火の恋」の中に素晴らしい言葉があったので引用する

 

”Profound Ignorance” 山頭火の親友とされる英文学者工藤好美氏の生活信条だった

自らにとって本質的と思われるもの以外には「深き無知」をもって満足するという意味だそうだ

 

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幼いころ、御幸寺山にみた、(もちろんそのころは理解していなかった)一草庵にいたであろう山頭火のおおいなる悩みを感じることができた良書に感謝