武号を稽へる | 卍老人残日録

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-真剣道継承未完- 

先日来4回の稽古体験に参加していた男性が、入門を希望したので「思い切って」許可した。

 

明日は稽古日で彼は入門誓願を持参するだろう

私は引き換えに武号を贈呈する

 

大阪在住のときには初段合格者に贈呈していたのだが、松山では私自身の余命も短いこともあり、入門時に贈呈している

 

この武号は真剣道基道館・武衛會のメンバーであるという意味のほか有限齋の直門であるという意味も併せ持っている。

 

大体は直感で思い浮かべるので、決めるのに大した時間はかからない。

 

そして、色々考えるよりその人にとってマッチした武号が浮かぶものだと経験しているからのんきなものではある

 

 

湧一規(ゆういっき)  

規とは円を描くためのコンパスだと知ったのはいつだったか

私の長男には規という字を使った

一はもちろん『あなたしかいないたった一人の重要な方です

その水の勇ましく湧き出るように基道館のスローガン『循環無端』の円を描く武道を目指してください

 

規は、のり、決まり、手本などの意味を持つ漢字です。11画の画数をもち、見部に分類されます。

規は、コンパスや長さを測る道具を意味することもあります。

規は、規則、規範、法規などの言葉に使われ、行動や判断の基準となる数値や価値観を意味します。また、規制や規定のように、一定の枠やルールに合わせることを意味することもあります。

規は、もともと円を描く道具であったと考えられています

 

萬一協(ばんいっきょう)

すべての武道は一つに帰趨する

争うことをやめお互いに協力し未来を築くための日本の役割、とりわけ日本武道(神武不殺)の核心をなす居合道、その中でも特に真剣道基道館 真剣道武衛會に於いてあなたの力を伸ばしてください

 

などと私は願っている

 

はてさてこれを眺めながら今夜は終わろうか

真剣道武衛會の誰しもが伍して進む道はすでに胸に掲げている