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20代の金融機関の従事者の立場から企業組織などの行動について書いてゆきます。


本日はリスクパートアウト(Risk Part-Out)及びリスクパートアイン(Risk Part-In)についてお話しします。

これは借入側ではなく、貸出側である金融機関の内情になります。

まず、端的に説明しますと、たとえばA銀行が保有する資産、ここではZ社への貸出金(Z社債権)を別のB銀行に売却することを指します。

この時債権売却側であるA銀行はリスクパートアウト銀行、債権買取側であるB銀行をリスクパートイン銀行となります。

債権=リスクという認識となります。


また、この時リスクはB銀行が引受けましたが、Z社にとっては借入先はあくまで、A銀行です。つまり銀行間での債権の売買となります。

このことより、波風が立たないという意味を込めサイレント譲渡、などと現場では形容されることもあります。

これはA銀行にとっては貸出金を売却すること(オフバランス化)し、身軽になることができます。対局的にROAなどの向上になります。

これは未開拓地域に本邦銀行が進出する際、日系メーカーに連なるように進出することがままありますが、それとは別に現地の地場の銀行の貸出金に対してパートインすることで、現地でのアセットを確保することが可能になります。

現地での企業の信用リスクを汲めないため、地場銀行から優良なリスクを譲渡してもらうことができます。

このリスクパートイン、パートアウトですが、完全に債権を売買するのではなく、利息を切り分けて、売り手金融機関が手数料を徴収することもあります。

先の2銀行の売買を例に説明すると、

元本10億円と利息が年利0.4%の貸出金の内、A銀行が利息の内、0.2%の手数料を徴収し、元本と残りの利息0.2%をB銀行に売却する。

という具合です。

如何でしょうか?