荻原浩
「海の見える理髪店」
表題作を含む6話の短編集。直木賞受賞作との事だったので、
かなり期待して読んだが、いつもの荻原作品とは少し違う様な感じがした。
表題作が一番良かったように思うが、それ以外はどれも普通。
「愛しの座敷わらし」上・下
解説が俳優の水谷豊だった。どうやらこの小説が映画化されていて、
彼が高橋晃一役で出演しているらしい。勿論映画化されていた事すら
知らなかった。
その水谷豊が読了後、本作を "まるで清々しい「風」だった。幸せとは
こういうことなのか....と思わせるような "と表現しているが、
正にその通りだと思った。
最後のくだり、ファミレスに入り、ウェイトレスが智也たち5人を
ぐるりと見回して、それから言った「6名様ですね」はやられたなぁ....。