河崎秋子

「肉弾」

「介護者D」「ともぐい」に続いて河崎氏の3冊目の本。

果たしてニートの青年 ミキヤが、ほぼ素手でヒグマと格闘し、

相手を死に至らしめることなんて可能なのだろうか....。

おそらく格闘技の有段者でも不可能に思えるが、河崎氏の圧倒的な

文章力の前では納得してしまうくらいの話に思えた。

 

「絞め殺しの樹」

すっかり河崎氏の作品にハマってしまっている。

主人公ミサエの境遇が哀れで悲しく、そして彼女を取り巻く人間達に

憤りを感じた。

何故、「絞め殺しの樹」というタイトルなのか、後半の部分で理解し、

ゾクッと鳥肌が立った。

ブックオフで購入し、母親にも読ませたい。

 

木藤亜也

「1リットルの涙」

先日のヤフーニュースでの映画化の件は勿論、木藤亜也さんの日記をまとめた書籍も

知らなかった。当然ドラマも観ていないが、興味を持ち図書館で借りて読んでみた。

錦戸亮主演『映画 1リットルの涙』の超特報で流れる曲は?(CDJournal) - Yahoo!ニュース

日記なので、小説とは違い、状況を把握するのが難しい部分があるが、

本人の言葉がダイレクトに伝わる。

一言で言えば、細やかな心を持ちながら非常に強いひと。

母親の潮香さんも、なんて強くてたくましいのだろう....。

悲しく切なく、それでいてチカラも沸くような内容。映画も観てみようと思う。

 

重松清

「みぞれ」

副題として『100分間で楽しめる名作小説』とあり、その通りだと感じた。

表題の「みぞれ」を含む3篇のショートストーリー。

(他「遅霜おりた朝」「ひとしずく」)

特に「みぞれ」は何とも言えず心にグッと響いた。

 

「おくることば」

コロナをテーマにした短編集とエッセイ。数年しか経っていないのに、

随分前の出来事のように感じられる。

2020年12月オレも知らぬ間に感染し、母親の介護で一緒に過ごしていたので、

母親に移してしまい、2020年の年末から2021年の年始は

入院していたいう苦い記憶が思い起される。