重松清
「定年ゴジラ」
"定年"というワードが気になり、図書館で借りてきた。
主人公は丸の内銀行を60歳で退職した山崎さん。
健康状態は良好、但しコレステロール値は若干高いことや
金銭的にも日々の暮らしに支障はないことなど、
今のオレと状況は似ている。
なので、色々と共感できるような内容かと思ったが、
なんだか感情移入できなかった。
「とんび」
TBSの「日曜劇場」でドラマ化されていたのは知らなかった。
文庫本の裏表紙にあるように、我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた
不器用な父親の姿を通して、いつの時代も変ることのない不滅の情を描く
物語。泣けるかなぁ~と思ったが、そこまでではなかった....。
「答えは風の中」
子供の視点で物事を問題提起しているが、どれが正解なのかは
人それぞれだったり、明確な答えがないものだったりする。
考えさせられるショートストーリーばかりだ。
個人的には「いいヤツ」「しあわせ」「タケオの遠回り」が心に響いた。
森沢明夫
「ハレーション」
久しぶりの森沢明夫作品。主人公の拓海が足繁く通っている店の雇われ店長の名前が
「エミリの小さな包丁」の主人公 エミリで、店の名前が彼女のおじいさんが
仕事として携わっていた風鈴制作からの「風凛 二号店」とは、森沢氏らしい
小粋な設定。
今作も登場人物が全て良い人達という如何にも森沢作品で、
ほっこりする結末も相変わらずで良い。
Dr.ちゅり男
「世界一やさしいお金の教科書1年生」
2025年12月に読了した水瀬ケンイチ氏の「改訂版 お金は寝かせて増やしなさい」同様、
何となく資産運用の形が決まってしまったオレとしては、今更....、という感じかなぁ。
垣谷美雨
「いまだ悪戦苦闘中」
エッセイだとは知らずに図書館で借りてみた。以前読んだ
「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」の内容は既に忘れてしまったが、
"大変面白く色々納得し読了。"と2024年1月のブログに記載があったが、
「いまだ悪戦苦闘中」は『なるほどねぇ~』と思う内容と、
『ちょっと違うかなぁ~』と感じる内容とがあった。
何となく、先月亡くなった内館牧子氏を彷彿させるようなエッセイにも思えた。
赤松利市
「下級国民A」
もう既に過去の事になってしまったが、被災地東北の復興支援に従事した
筆者の実体験という内容。この筆者の実体験こそが「藻屑蟹」に反映されているんだろう。