林芙美子著

「浮雲」

今年の4月、屋久島を訪れた際、この小説の事も、

林芙美子氏が宿泊していた宿の事も、更には

「屋久島はひとつきに35日雨が降る。」と言う表現も

この小説から生まれたものだ、ということもガイドから聞いた。

屋久島を訪れた身としては、いつかは読まねば、と思っていた。

 

随分前に母親に読ませる為にブックオフで購入していた。

図書館で借りた本を読み終えたので、この機会に読んでみた。

 

現在活躍している小説家の本ばかり読んでいるせいか、昭和世代に活躍していた

小説家の本を読んでみると、思う様にページが進まないのと同時に

こう言う内容の本だとは全く想像していなかった。

母親が「林芙美子の小説を読みたい」と言っていたのは「放浪記」だったのかなぁ。

 

振り返ってみると、9月に読んだ本はこの1冊だけだった。