解説を担当している井沢元彦氏は、内館牧子氏の「終わった人」

「すぐ死ぬんだから」「老害の人」そして「今度生まれたら」を

4部作と称している。

確かに、どの作品も後期高齢者が主人公の作品だった。

 

オレも高齢者と呼ばれる年齢に近づき、主人公の気持ちを理解できる

ようになってきたと思う。

 

共感した文章を記載しておく。

 

" 結婚って相手に気を遣って暮らすこと。これだけは幾ら時代が変わったても

変わらない。我慢して人生を無駄にしちゃダメ。絶対にダメ。

他人に気を遣って生き続けて何が楽しい? "

 

" 不機嫌ズラの女房が居るというだけで、拷問だ。会社で上司に気を遣い、

家では女房に気を遣う。家庭がホッとする場所でなくなったら、

何のための結婚だったのか。"

 

" 男は弱すぎる。結婚すると特に弱い。これが一番問題。"

 

" 人間はすべてを手にいれることはできないのだ。手にいれているように

見える人は、必ずどこかにシワ寄せが来ている。"

 

" 「今度生まれたら」と考えることは、今の自分をどうするかと

考えることなのだ。"

 

" 新しいなにかを始めるのではなく、小さい時から好きな、得意なことをやる。

自分の潜在能力を生かすやり方だ。やりたくもない何かを始めるより

潜在能力を生かすべきだろう。"

 

" 自分が一番やりたい道を突っ走る方が面白い。どこでどう生きたって、

先に何があるかはわからないんだから。何があるかわからない先々のために、

今を犠牲にするほどバカなことはない。....のかもしれない。"

 

" 美人が年取ると、何か高級な花がしおれたみたいでブスより哀れっぽい。 "

 

" 相手のパンチを受けないように避けていると、間違いなく自分にパンチは

当たらないからダメージはない。だけど避けているということは、

前に出ないことだから、自分のパンチも相手に当たらない。だから勝てない。"

 

" 手すりに安堵する年齢になると、人生はやり直せない。"

 

" 人間が最も不幸なことは、自分の墓碑銘を知ることなのだ。先々が見えたら、

生きる気力を失う。見えないから、先々を少しでもよくしようと懸命になる。

たとえ小さな効果でも、生きる気力になる。弱気にならない。"