最近はまっている番組にNHK-BSの「ヒューマニエンス」がある。
21日(火)は「死の迎え方 ヒトの穏やかな死とは」という内容で
興味深く観ていたが、番組途中でいきなり中断した。
北朝鮮がミサイルを発射したため、Jアラートが出されたのだ。
改めて、昨日(11/23)の再放送を視聴。
現在の日本の死因の1位は癌、2位が心疾患、3位は老衰。
60年前は100歳以上の人は全国で200人(?)程だったが、
今は9万人もいるとの事。
世界最高齢記録は122歳で26年間更新されずにいる。
つまりどんなに長生きしても、ヒトの寿命は120歳が限界のようだ。
老衰で亡くなるヒトは5年程前から食事をきちんと摂っていても
栄養を吸収出来ずBMI値が減っていく。死の準備をしている事みたい。
筋肉量が減るだけではなく、脳、心臓、肝臓などの臓器自体が小さくなっていく。
これは幹細胞が老化し、細胞分裂をしなくなり、新陳代謝がなくなるから。
死は痛い、苦しいものだと思っていたが、脳からエンドルフィンが出て、
多幸感すら感じるらしい。
癌などで死を意識すると新しい人生観 "5つの変化"が現れるらしい。
1,人生に対する感謝:1日1日を大切にする。
2,新たな視線:人生の優先順位が変わる。
3,他者との関係:周囲に支えられていた事に気づく。
人の痛みや苦しみがわかる。
4,人間としての強さ:人生の終わりを受け入れる。
5,精神性的変容:超絶的な力を感じる。
自然への感性が鋭敏になる。
緩和ケアを受けることで、死の直前まで
自分らしい生き方を実行することも出来る。
などなど。
いやぁ~、面白かったし参考になった。
死は恐ろしいもの、苦しいもの、と思っていただけに、
何か救われたようにも思えたわ。
視聴して本当に良かった。