今回の垣谷作品も興味深く読ませて貰った。

 

オレが住むマンションは2000年に建てられたマンションなので、

23年が経過している。

 

新築当時から入居した住人は、今も何世帯かはあるようだが、

新たに入居した家族の方が多いように思う。

 

オレも持ち回りで2回、管理組合の理事を担当したが、

くじ運が良かったのか、理事長だけは避ける事が出来た。

 

2ヶ月に一度、マンション管理会社の担当者を交え、

管理組合の定例会があったが、問題があるような議題はなかったように思う。

 

先日NHKスペシャルで「老いる日本の住まい」という番組を2回に分けて放送していた。

老いる日本の“住まい” 第2回マンションに迫る2つの“老い” - NHKスペシャル - NHK

[NHKスペシャル] 孤独死や行方不明…住民高齢化にどう備えるか | 老いる日本の“住まい” 第2回 マンションに迫る2つの“老い” | NHK - YouTube

 

「ニュータウンは黄昏れて」を読みながら、

このNHKの番組とオレの住むマンションの今後を考えざるを得なかった。

 

先日、管理組合の定例会の報告書がポストに投函されていた。

それに眼を通すと、修繕積立金を遅延している世帯や、

数百円程度の駐輪場の料金を遅延している世帯もある。

 

いい加減なで、だらしない人達なのであろうか.....。

 

部屋を売りに出している立て看板が、マンションの入口にあるが、

7,000万円を超える価格が高いのか、数ヶ月前から看板は出っぱなしだ。

 

今後、マンションの劣化が進んでいった時、同じく高齢化が進んだ住人達は

修繕積立金を負担出来るのだろうか?

また、引っ越しす世帯が多くなり、マンションの世帯数が減れば、

一世帯当たりの管理費や修繕積立金は増えていく事になる。

 

年に一度の管理組合の理事の改選の時ですら、参加する住人は極僅かだ。

 

小説同様、面倒だし、管理組合の会合なんかで

休日を潰されたくない、というのが本音だ。

そもそもマンションの行く末に興味がないのかも知れない。

 

オレ自身もそのような気持ちでいたのだが、

次回の管理組合の改選の時の会合には参加しようと思っている。