垣谷美雨氏は小説のネタをどこから得ているんだろう。
今回読んだ「もう別れてもいいですか」は主人公、58歳の澄子と
高校時代の友人、娘などの夫婦の結婚生活の内幕や
本音を見事に表現している。
多くの女性は、同じような思いを持っているんじゃないのかな。
母親や義姉にも聞いてみたい気もするが、
聞いたところで絶対本音は言わないだろうけど・・・。
また、多くの男性は、主人公の夫と同じような感じで
奥さんに接しているんじゃないか。
今回も作中に考えさせられる文章がある。
「いったい結婚とは何だろう。恋愛ひとつとっても、周りが見えなくなるほど
燃え上がるのは最初だけで、数年で飽きがきて、別の人を好きになる。
それが自然なことなのに、結婚した途端に一人の人と添い遂げなければならない。
子供には両親が揃っていた方がいいとする考えなら少しわかる。
しかしそれ以外で、我慢を重ねた上で結婚生活を何十年も続けることに
何か意味があるのだろうか。」
⇒本当にその通りだと思う。
「誰にも支配されない暮らしの素晴らしさは想像以上だったよ。
今は心も体も身軽で自由になったよ。」
⇒会社を辞め、ほぼリタイアしたオレも同感!
「人生の残り時間が少なくなった今、楽しんだ者勝ちだと
本気で思うから。」
⇒オレも本気でそう思う。
独身のオレにとっては、結婚生活や離婚など縁のないことだが、
色々な意味で学ぶべき事が多く、良い小説に巡り会えた。と
改めて思った。