本棚の整理を兼ね、母親に送る文庫本を選んでいる。

 

先日は内館牧子氏の「終わった人」を読み返し、

面白さに改めて認識した。

 

彼女の作品に「エイジハラスメント」がある。

 

この小説の中に「深いなぁ~。」と感心した一文がある。

 

母親が主人公の妻である娘に言った言葉。

「女の人生を充実させようと思ったら、その6つは絶対必要だね。

健康、まっとうな家族、経済、仕事、趣味、結婚前の恋愛。」

 

一方、友人と主人公の男性との会話の中で、友人が主人公に言った言葉。

主人公の「男にとって充実した人生ってなんだろうって。」という問いに、

友人は「健康だとか、家族だとか、色々挙げられるだろうけど、

必要なものはひとつだよ。死に場所。死に場所を持ってる男が、

生も死も充実するんだ。」と。

 

なるほどなぁ~、と思った。と同時に、

作家って凄いなぁ。

こう言う発想はどこから得られるんだろう。と感心したのでした。