老舗と云われるフレンチ店ですが、開店は25年前・・・ちょうどバブルの頃でしょうか。
あの時代にはここ青山にあっても、
かなり前衛的で斬新な高級感漂ういわゆるモダンフレンチのはしり店だったと思います。
外苑前からベルコモを明治公園や競技場方面に歩き、中国風の派手な門の立泉寺を通り越し
右に折れて店の前に来ると、大胆な円形カットの窓が人目を惹きます。
きっと結婚式のパーティーや、合コン、卒業パーティなど、数々の華やかな舞台として利用されて、
沢山の笑顔を送り出してきたんだと思う・・・
そんな空間や姿を彷彿とさせる・・・親近感がわくお料理に対し、贅沢なな内装。
わが大学も近くにあったので、パーティはこの辺りで沢山開催されたし
華やかな残り香がとても懐かしい落ち着く空間です。


この日は尊敬できる方にお付き合いいただいて楽しいディナー♪
男性であっても女性であっても話の弾む方との会食はほんとに楽しいものですね^^
店に入ると、昔ながらの洋食屋そのものの妙齢の女性と男性がアットホームというより下町チックに迎えてくださいました。
ここらへんも、青山だからと言って気取らない気風がとても私好み。
コートを預けて席につきシャンパンで乾杯するのですが
このシャンパングラスがフルート型ではなく、今は珍しい平型です。
やっぱり結構パーティが多かったのでしょうね^^
ちなみに、ハウスワインも数百円ですが、割としっかりしたミディアムを置いてありました。
ワインには詳しくないですが、個人的に非常に美味しかった^^v
さて、この日のリストは
野菜のミルフィーユ仕立てのテリーヌホワイトアスパラ添え
雲丹のムース
華やかなオードブルは今やモダンではないですが、目にも美味しく楽しくなる一皿です。
サーモンや蟹を野菜と縮緬キャベツが取り囲んでいます。
優しくて無難だけれどホッとするスープです。
■パン
おそらく黒いパンはイカ墨いり。昔は珍しかったに違いありません^^
■スズキのカダイフ巻
これも昔の先進的お料理だったのだと思いますが、クリスピーな食感、白身の下の
クリーミーなグラタンソースが非常に相性がいいことを改めて感じる一品でした。
但馬の美味しいお肉を、和風のフレンチ仕立てか、和の定食仕立てから選択できます。
接待などではこの「和風」が受けること間違いなし!
ここが本当に優しい昔ながらの老舗の良さだと痛感。
グリルした野菜も大根おろしとともに心にも胃にも優しく、リラックスした時間を約束させてくれると思います。
古典的ではあるけれど、イチゴのムースのケーキとショコラケーキにジェラートとフルーツの盛り合わせ。
青山というと地の利に期待するような、先進的で目を引くモダンフレンチではありません。
非常にオーソドックスで、今や古典とも感じるバブルの残り香を漂わす洋食屋さん的スタンスで、
でも、とても懐かしい温故知新的で、今やかえってキュートなフレンチにも感じると思います。
フレンチに慣れていない人でも接待にOK♪
昔の青山を辿る散歩の終点に選ぶのもGoodなお店ですよ(。^^。)v
レストラン 駄々
(フレンチ
/ 外苑前駅
、表参道駅
、青山一丁目駅
)
夜総合点★★★☆☆ 3.5