奥多摩の青梅線「御嶽」というところに、日本画壇の巨匠、川合玉堂の美術館があります。
そこの館長は、玉堂のお孫さんにあたり
奥多摩の名水から作った日本酒酒造、『小澤酒造』と同じ小澤さんという苗字です。
そして美術館と同じ敷地内という程に隣接して、その小澤酒造直営の『いもうとや』があります。


推測ですが、この玉堂美術館も小澤酒造が係わって存続しているのではないかな・・・
おそらく、小澤酒造さんは非常に文化保存と継承にも熱心で理解が深いのですね。
同じ吉野街道道中に小澤酒造の櫛かんざし美術館などもあり、
紅葉が美しい秋には渓流・渓谷と美術館巡りでかなりの人気スポットのようです。
お店は御岳渓谷ぞいに建ち、開放的な窓なので、どこに座っても絶好のラヴィンビューです♪


さて、この日は『玉堂美術館』を堪能して、おとなりの『いもうとや』でお昼を頂きました。
こちらでは、お酒の仕込み水と同じ奥多摩名水で作った、お豆腐料理が味わえます。
頂いたメニューは
■おぼろ豆腐膳1250円(岩清水の珈琲もしくは紅茶付き +330円)のひねりで
小澤酒造の梅酒がついていました☆恐らく全てで2000円程度です。
この膳のメインはナント☆ 「出汁茶漬け」です。
名水仕込みのおぼろ豆腐と、カリカリの油揚げ、ベーコンという代わった具が白米に乗っていて、
海苔と万能葱のトッピング、それに餡になった鯛と鰹のブレンドお出汁を回しかけて、山葵と共に、スプーンで頂きます。
山葵もこの辺りの渓流で栽培されていますよね☆
お出汁餡を回しかけて頂くと、ほろほろのお豆腐に、感動的にカリッカリに焼かれた油揚げがいい食感で、
そこに少しの動物性の脂のベーコンが入るだけで、グッと旨みも深くなります。
山葵も利いてなんとも、ホッと美味しい出汁茶漬けです。
餡かけの出汁茶漬け、自宅でも真似出来て、目先が新しくて受けそうヽ(*´∀`*)ノ


他には数種の小鉢がつくようですが
この日は厚揚げのようなしっかりしたガンモの煮含め、味噌田楽こんにゃく、卯の花など。
この卯の花が すっごく上品で美味しかったですヽ(*´∀`*)ノ


店の中には小澤酒造のお酒の買える売店もあります。
そうそう、この小澤酒造の『澤乃井』という日本酒は奥多摩の名水で作っているのもあり、近隣市町村でも応援しているようです。
以前仮住まいしていた西東京市や隣接する小金井市の酒屋さんには大抵置いてあり、
「大辛口」を買い求め何本か飲みましたが、本当にすっきりして美味しかったなぁ・・・
なので、思わず夏季限定の生酒の「さわ音」を買い求めました(。ゝェ・´)
奥多摩の清流を思い起こすような爽やかなビジュアルも素敵です。
夏の初めの涼をとる景色やお食事にお酒も☆
これからも頑張って存続してほしい酒蔵です。
澤乃井 ままごと屋の いもうとや
(豆腐料理・湯葉料理
/ 御嶽駅
、沢井駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.5