このお店、いつも神楽坂で散歩をしている道中にあったのに、
周りの派手なお店や、大きな料亭に気をとられ、気づくことがなかった店でした。

しかし、今年初めて半袖のシャツで散歩をした今日は
とにかく冷たいお蕎麦系がいただきたくて、食べログを調査、調査。
えぇっ。なんと高評価!な店だったのね。
しかも、マイレビュアーさんが何人もレビューをあげていて、
読んだ時には「行きたいな」と、思ったのに すっかり頭の中から消えていました。
じゃぁ早速☆訪問しなくちゃと思い、しかし店に着いたのが2時30分・・・
焦りましたが、まだ通りから見える石臼は動いているし・・・と、伺ってみたら、
気持ちよく入店を許していただきました。
まだ2組のお客さんはいたけれど、明らかに食事終盤。
キッチンの様子を拝見してたら、もしかしたら、既に火を落としていたのかもしれないなぁ・・・
申し訳ないけど嬉しいな。
ありがたや。
さて席に着くと、すぐに温かいお茶が出てきました。
が、今日は冷たいもの以外は飲みたくないなぁ・・・・
しかも、歩いているだけで汗ばむ陽気で汗を吹き拭き・・・(-"-)


とりあえず、冷たいお蕎麦を注文しなきゃ。。。ん?でも、確かひやむぎが凄く美味しそうだった記憶が。
結局、
■白魚天ざる(ランチ限定)1650円・・・かきあげ、野菜3品
■野菜天ざる(ランチ限定)1650円・・・ふきのとう、あさつきなど、野菜5品
を
ひやむぎ と うどんのハーフハーフ(100円プラス)でお願いしました。
ここでは「蕎麦とうどんの合い盛り」を『めおと』、「蕎麦と冷麦の合い盛り」を「むぎめおと」というのだそうですが
これは 「むぎめおと」とは言わないのかな・・・ランチだからこそできる変化球かな?
テーブルには、七味、パウダーのような塩、がなんともいい感じの器で置かれています。
少し汗が引いたところでお茶を頂くと・・・・ん!美味いっ。蕎麦茶ですが、なんとも芳醇☆
店内で蕎麦茶(650円)が売っていますが同じものでしょうね。最初から嬉しい驚き☆
薬味と汁がきました。
繊細な葱と、髭が立った生姜と大根おろし。
薬味の丁寧さでこの店の姿勢が分かるようです。
素晴らしい。
器も素敵。
そしてやってきた天婦羅達。
繊細な野菜達は、ふきのとう、たらのめ、あさつき、なす、まいたけ。
100%大人向きな井出達なので、若い方は物足りないかも?
私にはこの繊細な野菜の、上品に絡まった衣の控えめだけどちゃんと主張する天婦羅はアリです。
塩で頂くと、おもわずお酒に手を出したくなりました。(爆)
一方、白魚天は白魚のかきあげ、なす、小さなふきのとう、まいたけ。
白魚には残念ながら・・臭みがありました。
でも、個人的には好みでした。
凄く軽くて美味しいです。
殆ど同時にやってきたひやむぎとうどんの合い盛り。
きゃぁ~っ。
この、会いたかった「ひやむぎ」ちゃんはつやっつやで半透明に輝いていますです。
見るからにコシもありそう。冷麺のようなビジュアルです。
そして うどんも角はたっているけど艶々ピカピカ。
こりゃぁ~トキメキがとまりません(笑)
汁はひやむぎ用の甘くないしっかりした、でもあっさりとやさしめの汁で、かえしはかなり甘さを抑えている感じです。
そこに半分付けたひやむぎをするするっ。つるつる、というよりするするですww
んまっっ!
コシがあって甘味があって、喉越しも最高。
対し、うどんは凄くしっかりとコシの効いた、でも讃岐とは違う、跳ね返りの早いうどんです。
ともに、国産の原麦から自家製で挽き、手打ちで作るそうです。
美味しい上に、貴重な国産麦の麺なのですね。。
またまた、ありがたや~、ありがたや。
ざるの上の麺が少なくなるにつれて、既に次の来店時には冷麦のみ大盛りにしようとか、
頭をめぐります・・・ヽ(*´∀`;)ノ
最後に蕎麦湯で割っていただきましたが滅茶苦茶美味しい。
すでに一品のスープとも言える飲み応え。
徳利に半分残っていた汁をすっかり飲み干してしましました。
ランチで1800円程と、贅沢なランチだけど、これは近々再訪決定です。
でも、並ぶ時も多いようなので、並ぶのが嫌いな私は平日のお散歩時に限るかな。
素晴らしいお店でした☆
ちなみに蕎麦は、石臼挽きの手打ちで十割と並が2種類です。