ここはあのミシュランでも☆☆☆を獲った『石かわ』さんの二番手であった小泉さんが任されているお店ですが、

去年9月に店内も以前より広く、リニューアルオープンをしたとのことです。

近所に越してきた時から行こうと決めていたお店なので、

タイミングよく記念日に何処へ行こうかと話になり、こちらにしました。


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コースは13000円と17000円ですが、

今回は大好きな河豚白子焼きが入っているとの理由で17000円コースをチョイス。


店は神楽坂から横に少し入ったところ、神楽坂に面していないところが又、風情を醸し出す効果がありいいですね。

あくまでも控えめに上品に、でも誇らしげ。


ちなみに、目の前には私の頻行店『竹子』の大きな暖簾の高麗門のような立派な門があります。



ここもそうですが、和の心遣いが店構えに反映されたいいところは

ドアを開けても中の人が外から見えないところですね。

中は和モダンのテーブル席、客席の間が広くとってあります。


まずはビールで、後はなんだか失念したけどフルーティな日本酒を頂きながら食べ進みました。


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☆17000円のコース☆

■蛤と牡蠣を聖護院蕪のすり流しで

3月でしたのでやっぱり蛤。

優しいお出汁が蕪にしみこんで、どてらのように貝を温めながらまといます。
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■ふかひれフライ&すっぽん春巻き

素敵な和器に乗った、パン粉を纏ったふかひれと春巻きを着たすっぽん。

ふかひれもすっぽんも揚げ物は初体験です。

ふかひれはやっぱり食感が命で熱を加えると柔らかくなるけれど

フライのパン粉がいい感じで、ポン酢ベースのタレにつけて頂くと、中からほぐれたふかひれがピチッ。

すっぽんの春巻きはもしかしたら邪道と言われるかもしれないけど、

こんなお料理は家庭でも使えるヒントですね。

特に野菜の食感ととろみとの相性がいいです。
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■河豚鰭酒ならぬ、河豚のひれスープ

香ばしく焼いた河豚のひれをお出汁のスープに閉じ込めて香りを移したアイデア系。

こんなゴージャスが叶うのも小泉さんの創作センスならではですね☆

■蒸した餅米に虎河豚の白子焼き

これですよ~。

もち米のねっとりと白子のぷっかっねと~な食感。

ただ、一緒になったらどんな風になるかトライする前に、

ネットリ x 2で、白子の存在が分からなくなるのが怖くて、何気に分けていただいたりwww

両方甘くて、ネットリ系なので・・・どうなのかな。

贅沢っぅですね(o^-')
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■氷見のブリのお作り

しこっとネットリと美味く絞まった氷見ブリ。

今年はブリは豊漁なれど、天然の氷見はやはりブランドぶりで別格なのでしょうね。

流石です。
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■海老(だったかな・・?)と野菜のミルク煮トリュフかけ

大正これぞ、和風創作系の真髄ともいえる組み合わせ。

奥深いと思ったら、ミルクソースにはフォアグラでコクをつけてあるという一般人にはまねの出来ない職人技で

ブリッとした海老、蓮根などのお野菜をあっさり煮た和風シチューですね。

その湯気がトリュフの香りを撒き散らし、贅沢の極みに心が躍った一品でした。
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■和牛と野菜の黄身酢掛け、塩昆布を散らして

上品な和牛と黄身酢と塩昆布という和食のゴールデントリオが奏でる日本食の小業。

この和牛の脂の甘味、でも黄身酢のまろやかな酸味がその甘さに寄り添って、

そこに塩昆布の塩分が絶妙に布石を打っていくような・・・あっという間に終わる夢の時間ゆえ

心に刻もうと、五感全開です。
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■筍、冬瓜、菘の松葉蟹の餡かけ

ふんだんに松葉蟹を使った餡の出汁の中に、筍や冬瓜、小さな蕪が入っています。

どれも、火の通り具合、淡白なので出汁や引き立てるソースが決め手になるお野菜ですが、

頃合のいい加減の絡み具合になる相性で、大きなスプーンでごっくっとすくいたい衝動に駆られる逸品でした。
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■河豚のあられと筍ご飯

  or

 トリュフ雑炊

相方と半分ずつよそい分けて下さり、両方いただきました。

河豚は淡白なので、あられ状に揚げてしまうと河豚自体の味は良くわかりませんが

香りがほのかに河豚かな・・・ワケギかな^^;


方や、トリュフをふんだんに使った雑炊は贅沢な和食ですね~☆

キャビアのお茶漬けとこれだったら、どっちを選ぶかな~・・・などと考えたりしてww

すっごく贅沢な気持ちにさせていただきました!
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☆☆ここで小泉さんからのサプライズ。

気鋭の日本料理人らしく近くの『ル・コワンヴェール』のケーキを出してくださって感激+。:.゜ヽ(´∀`)ノ .:。+゜。

しかも、お家でゆっくりいただけるように包んでくださいました☆☆


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香の物と昆布あっさり佃煮風            トリュフ雑炊
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食事のお椀                       食後のお茶



■デザート 黄粉とラム酒のソース掛け蕨餅、苺と大納言

これは美味しかった~!!

黄粉とラム酒を練乳を少し入れてといているのかな?

綺麗な宝石のような蕨餅のかけらが、とろみのあるソースからところどころキラッと覗き

苺の赤、大納言の艶々x 2のビビッドカラーが見た目にも綺麗。

凄く濃厚ででも、割とさっぱりと頂きました。
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総体的には、引き算の日本食にそこから足し算もするような現代の若者から幅広く喜ばれる食材やソース作りをされているように思います。

サービスのホスピタリティも☆がつくレベルかな。。。?気概は感じました。

満足度の根拠はそれぞれ違うと思いますが、

少なくてもテーマパークのような分かりやすい納得材料をちりばめていますね。


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虎白 懐石・会席料理 / 飯田橋駅牛込神楽坂駅神楽坂駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5