少し記憶が曖昧になってしまっているので簡潔に・・・(´・ω・`;A)
今年の・・既に夏前の出来事。
楽しいお仲間と一緒に総勢8名でグルメ紀行ならぬ奇行?でお洒落な街、恵比寿の『モナリザ』へ。
こういうオーソドックスで優雅なフレンチは、アニバーサリーやデートで。。。。なんて 意向は全く無く
美味しいもの好きが あーでもない、こーでもない これは何?ここのはさ、と
喧々諤々と思い切り宴会の乗りで。
しかしお店の雰囲気を壊さない程度の、大人の社交ランチ。
裏づけや薀蓄を楽しみながら頂く いわば 「美味しいものマニア」の為の貴重なお食事会です。
さて、この『モナリザ』がどういったところから命名されたのか は分からないけれど、
ここの河野シェフはジョエル・ロブションのまな弟子として従事したあと、
恵比寿タイユバン・ロブションで初代シェフをつとめ、ご自身のシャトーを築くのに、
なじみ深い恵比寿を選んでモナリザを開店させたとのことですが、
ストイックな仕事とは相反し、かなりダヴィンチ的お茶目さを持ち合わせているとお察ししました。
それは後々出てくる様々なお皿に垣間見えます。(最後まで読んでくださると分かると思います)
そうそう、ここのお皿は、ほとんど「モナリザ」のロゴ入り。
オリジナルのお皿なんです。
ランチは以下の構成です。
Aコース・・・アミューズ、前菜2皿、魚or肉 ミニデザート、デザート、カフェ(5,064円税込、サ10%別)
Bコース・・・アミューズ、前菜、魚、肉、チーズ、デザート、カフェ(6,857円税込、サ10%別)
Cコース・・・アミューズ、前菜2皿、魚、肉、チーズ、デザート2皿、カフェ(10,550円税込、サ10%別)
写真は同行者の物も掲載しています。
特に印象に残ったものは
■ヤングコーンと牛テールのテリーヌ
運ばれてきたお皿のファーストインプレッションが、ここでの気分の盛り上がりにかなり寄与していると思う。
それは見た目の可愛さ&華やかさ★
お皿には色とりどりのお花やリーフがちりばめてあるのだけど、これは生のお花で、
実はガラスの皿は2枚重ねになっていて、その間に飾られているのです。
肝心の中身はほろほろに煮込まれた牛テールとヤングコーンの食感と甘さ、そして添えられた
エシャロット、卵、粒マスタードのラヴィゴットソースとヘーゼルナッツ風味のマヨネーズが酸味やコクをカスタマイズする素敵な脇役です。
■ホワイトアスパラガスのブランマンジェ甘夏風味 海老添え
大好きなホワイトアスパラガスのスムースなブランマンジェに、ニューカレドニア産の天使の海老が添えられ、
透明のソースは、なんと、甘夏とトマト風味で、爽やかでフレッシュな一品です。
これが驚き!!
テーブルにどんどん運ばれてくる人数分のデザートの盛り合わせは、
クリームダンジュ、タルト、白鳥のプチシュー、クリーム&苺の熊ちゃんデザートなどの盛り合わせですが、
一人ひとり内容が微妙に違い、これはクジ引き?運試し??のようなゲーム感覚でいきなりテーブルが和み盛り上がるんです。
タルトの種類は、アプリコット、バナナ、ブルーベリー、
ムースの種類は、苺、珈琲、梅、レアチーズ、バジル等。
そして2皿目は、アイスとソルベの盛り合わせ。
いろんなアイスが並び、その中で適当に各自選び、食べてみて何の材料で出来たアイスかを当てさせるクイズ形式です。
なんと★★
ピンクグレープフルーツのソルベなんていうのは非常にオーソドックスで、
ミントのリキュールが入ったパセリや干し柿、フォアグラ、新たまねぎなど。
はぁ~ん♪
ダ・ヴィンチのお茶目さはここに活きているのかも!!とちょっと感動。
ダ・ヴィンチは、私たちの印象では、あの自画像のちょっと気難しいイメージですが、
実は 教皇、王様や貴族たちに頼まれて、パーティのための催しを考え、
からくりやゲームを披露して、場を盛り上げ、集まった人たちを驚かせたり、喜ばせたりしていたのですよね
そして、お茶目な彼が水蒸気を利用して考案した機械は回転肉焼き機だそうです。
歴史上でも有数の天才が一番欲しかった機械が肉焼機だ、なんてモナリザも微笑んじゃいますね☆