レビュアー仲間さんにお誘い頂いて訪問。
東京ではまず道に迷う事のない私だけど、この日はこの店を見つけるのに5分掛かった・・・
それほどさりげない店構えです。
中は一階がカウンターと席、二階は個室が幾つかあるようで、その中の一つに通されると
少し高くなった座椅子が用意されているお部屋でした。
人間も熟して渋く、会話も深い方々と席を共にさせていただき、会話重視の私はとっても満足な会席、
さらに食事の内容がまた渋くて、なんとも・・・本当に満足な時間を過ごしました。
コースはお料理は8800円(税サ別)のおまかせと、
それにお肉がつくと12000円になります。
内容は
■ 蛍烏賊の沖漬け
春の味覚、蛍烏賊ですね。上品な漬けでした。
■丹波産焼白子筍 木の芽
焼いているところを見せていただき、その後で器でサーブされます♪
このパフォーマンスは食べる人の気持ち、力材を仕込む人の気持ち、料理に心を入れる人の気持ちが
全て満たされるいいアイデアですよね(o^ー')
これがいただきたかった一品。胡麻豆腐を揚げ出すのではなく、焼いて山葵で頂くのです。
もっちりとした食感と胡麻の焼いたこおばしい香り。素晴らしいアイデアです。
■活蛸梅肉掛け 蜂蜜
器が兜のような・・・可愛い目にも美味しい爽やかな一品です。
■根三つ葉のお浸し
(サービスしていただきました(^-^*)三つ葉が大好きなので超!嬉しかった♪)
三つ葉の緑に器の桜が映えますね。
■お椀 うすい豆のすり流し 生湯葉 桜花
こっくりいとした、でもさっぱり頂くすり流し、なんと、あわびが隠れていました。
■凌ぎ 棒寿し(かます) ばちこ ゆべし フォワグラ鴨ロース
写真の細長いものは「ばちこ」といって、なまこの内臓を海鼠腸(コノワタ)を干した物です。珍味!!
こりゃぁ、日本酒がたまらなく欲しくりますね・・・(^◇^;)
かますの棒鮨になっています♪
もういやん♪って感じ・・・σ(^◇^;)
■揚げ物 フカヒレ九条葱の香味揚げ レモン
フカヒレのかき揚げですよ・・!珍しい★
なんと!!!
あの関鯖も泳ぐ豊後水道のお魚達!
鮨屋でも豊後水道のものがあると悩まずオーダーする私ですが、それが盛り合わさっちゃって
乱舞してしまいそうでした。
そんな中で能登半島のトロ、とろけました。ドラゴンフルーツが添えられているのもアイデアですね!
■同席の方が頼んだお肉は、その日は特別にローストビーフでした★
■強肴 和風牛タンシチュー
小さな茶碗蒸し用器に入ったタンシチューはこっくり味も濃い目でこの量がいいです。
■香の物 丹波京漬物盛り合せ
■食事 丹波産白子筍御飯
■止め椀 味噌汁 九条葱 豆腐 揚げ
■練りたて蕨餅
こちらもサービスですが、見てください!
このねっとーーーりな柔らかい蕨餅。。。。こんな感動は初めてでした。
■甘味 葛切
やっと、締めまでたどり着いたような、でも終わっちゃう寂しさを満足感が打ち消してくれるような・・・
お仲間との会話も、お食事の心配りも、サービスも十二分に満足な大人の夜でした★
湯島 一二一 (懐石・会席料理 / 湯島、上野広小路、上野御徒町)
★★★★☆ 4.0