私は所謂埋立地の育ちなので、道が碁盤の目状態になっているととても安心する。
だって、あみだくじのように適当に歩いても、方向さえ間違わなければとんでもない過ちをおかすことなく
目的地にたどり着けるから。
今の世田谷に引っ越した時には坂があったり、こっちかな?と思うとトンチンカンな場所に行ってしまったり
とてもカルチャーショックを受けたものだけど、
自然の地形の道だから当たり前だ・・・と気付いたのはもういい大人になってから(爆)
中央区役所方面に出かけ、その帰りはいつもの通り、ジグザグと路地を歩きながら帰ってくる。
その時、オムライス550円の文字が・・・・
どんなかな~と前を通ると、なーーーんと(@_@;)店は盛況を呈しているではありませんか。
入ろうとして満席だったらしく、諦めているお兄さんも見受けられ、
こりゃ人気店なのか?と様子をじーーー( 一一)ーーーっと伺う。
そしたら隣には「フランス料理」と書いた暖簾がサザエさん的引き戸に架かっている、
ノスタルジックなクラッシックなフランス料理屋さんではありませんか!!
そのランチ混雑の店は同じ家だけど暖簾の隣の古めかしい 「The洋食屋」 風貌のお店。
古さはあるけどキタミシュラン系ではないです。
これは、入らなくちゃ、と思い、メニューを拝見。
Aランチ・・・海老フライ、本日のフライ、煮込みハンバーグ(850円)
Bランチ・・・日替わり(850円)
Cランチ・・・オムライス、本日のフライ、煮込みハンバーグ(950円)
そのほかに
ソーセージ野菜、レバ野菜、肉野菜、白スパ、(各550円)、ガーリックスパ、バジリコスパ(各750円)
なんてのもある。
小麦粉や米系と●◇野菜を一緒に頼んで混ぜて頂くのかな?
ちょうど一組出てきたのですんなり入れるチャンスだし☆
日替わりは売り切れだったので、Aランチをオーダー。
そのあと、じーっとメニューを見て、周りの人が「レバグラ」を頼んでいるのが気になりだした・・(-_-;)
でも、二皿は無謀だし。。。
よくよく見たら、この「レバ野菜」にスパゲティを入れてグラタンにしたのが「レバグラ」に違いない。。。。
「お母さん、もうひとつ追加で・・・レバ野菜をお願いしてもいいですか・・?」と控えめに言ってみる。(笑)
かくして出てきたAランチは小さなハンバーグとアツアツのコロッケ、ブリっと大きな海老フライに
ポテトサラダ、ライス。(コーヒーは付かない)
揚げたてコロッケは言わずもがな、ハンバーグは80gかな。。。?
もう少しボリュームが欲しい位の量なので、
後から追加したレバ野菜は正解かな~?w
しかし。
このレバ野菜、想像していたのは牛レバ又は豚レバだったけど、なんとコロコロした鶏レバでした。
野菜は芯も大胆にキャベツと白菜、玉葱のみかも。
少し片栗でとろみを加えたと思しきさっぱりしたデミグラス系で煮込んであります。
セロリと牛レバだったら嬉しかったけど、これはこれでなんとも懐かしいお味です。
遅いランチLO時間ギリギリだったので、最後の客になったのでした。
他のお客さんがひいた後、マダムはせっせとワイングラス等をセットしていたから
夜はより一層フレンチっぽくなるのでしょうね。
このノスタルジックなフランス風洋食屋さんのシェフはきっと70歳位かな・・・?
と 興味があったのですが厨房にいらしたのは30歳位?のお若い男性。
あらま、以外ですね~。。。。と思いましたが、私の小さな頃の味をそのまま受け継いでいる感じで
なんだか 妙な安堵感を覚えたのでした。
願わくばゆっくり食後のコーヒーまで楽しみたいお店なんですがメニューにコーヒーはじめカフェの文字がありませんでした(*^_^;)
蜂の子 (洋食 / 新富町、築地、東銀座)
★★★☆☆ 3.0