ご存じ司馬遼太郎先生の作品。


一昨日までは童門冬二氏の「直江兼続」を読みましたが

やはり司馬先生の文章はリズムがあって講釈を聴いているようです。


山城の山崎。

この里に鎮守する「山﨑八幡宮」は戦国時代の前から油の専売権を

持っていたそうで、この八幡宮のゆるしがなければ、油を売ることも

、原料の荏胡麻(えごま)を産地から運んでくることもできなかった。


遠国の油屋は毎年八幡宮にその権利を買いとっていた。


そのため山﨑八幡宮は、なまなかの大名より富強で、境内の蔵々には

金銀がうなりをあげていた。


神社は神人(寺の兵)を数百人も養い、勝手に油を売るものがいれば

遠国までも押しかけて店を壊したりした。


今の山﨑八幡宮は、東海道線京都・大阪の「山﨑駅」」に西裏にある。

背後に天王山を背負い、前に淀川の流れをひかえているが、今は境内も

縮小し、村の鎮守のようになっているらしい。


この山﨑八幡宮が荏胡麻の専売権を有していたのは戦国時代までで、

こんにち往年の盛大さをしのぶこともできないが、


おもしろいことに、東京油問屋市場、吉原製油、味の素、昭和産業といった

全国の食用油の会社、組合はいまなお氏子になっているらしい。


   おもしろい! 一度行ってみたい気になります。


【今日の万葉集】

あが こひ           くさまくら たご いりの    おく

我が恋は まさかもかなし 草枕 多胡の入野の 奥もかなしも

                       東歌

<一首の意>


私の思い人は 今も愛おしくてならぬ。心細く旅行き入る 多胡の入野の
多胡の入野の奧のように いとしい


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10月24日(日)は久しぶりに立川談幸師匠の

噺を聞きに行った。


場所は、浅草 「ことぶ季亭」

できたばっかりの寄席で、マンションの一室を

改築したものらしい。


噺は三席。

 ・千早ふる

 ・道灌

 ・死神

古典落語を堪能して来ました。


落語が終わった後、師匠とお弟子さん、お客さんと

近くの中華屋で飲み会。


その時、寄席に来ていたお客の人からユーチューブ

で面白いものがあると・・


その時聞いたのが、ヒトラーの演説に志ん生師匠の「黄金餅」

の落語をアテレコしたもの。


マイケルジャクソンのスリラーに植木仁のスーだら節を

かぶせたもの。等々


うちスリラー版をご紹介します。(笑えます)

http://www.youtube.com/watch?v=JGf_gs2320o&NR=1


※先日ちょっといいことがあったので、少しモチベーションが上がっている

 今日この頃です。はい。


【今日の万葉集】

もだを  さか         さけの    よ な           し

黙居りて 賢しらするは 酒飲みて 酔ひ泣きするに なほ及かずけり

                                  大伴旅人

<一首の意>

黙っていてかしこぶっているのは 酒を飲んで酔い泣きをするのに
やっぱり及ばないことだ


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山﨑豊子氏の「二つの祖国」を読んだ。

氏の長編を読み終わると、いつも重たい気分になる・・・


二つの祖国は、NHK大河ドラマの「山河燃ゆ」でドラマ化された。


第二次世界大戦前後のアメリカ居住の二世たちの苦難の話。

主人公の天羽賢治は実在の「伊丹明」がモデル。


第二世界大戦中で日系アメリカ人は、迫害を受け”敵性外国人”

として、強制収容所へ収容された。


同じ敵性外国人でもドイツ人、イタリア人は白色人種であるため

かような収容所送りになならなかった。

(米国の人種差別は許せません)


主人公の一番下の弟は、忠誠を誓うため軍へ入隊。その後ヨーロッパ

戦線へ日系人部隊として送りだされ、孤立したアメリカ人部隊の救出中

に戦死。


すぐ下の弟は、日本へ留学中に戦争となり、そのまま日本軍へ入隊。


主人公は、紆余曲折を経て米国軍の通訳・翻訳等の情報担当として

南太平洋戦線へ。

戦地で敗走する日本兵の弟と再開・・


先日、読売新聞で以下の記事を見つけた。


「オバマ大統領は5日、第二次世界大戦当時に編成された米軍の

日系人部隊の出身者に対し、米国民にとり最高の栄誉とされる”議会

黄金勲章”を授与する法案に署名し、同法は成立した。

勲章を贈られるのは、欧州戦線で戦った陸軍第100歩兵大隊と

同第442連隊戦闘団、軍情報局所属の元日系米兵。第100大隊と

442連隊は”ゴー・フォー・ブローク(当たって砕けろ)”」を合言葉に

多数の犠牲者を出しながら数多くの武勲を挙げた。軍情報局の

日系人は、太平洋戦線で傍受情報の翻訳などに従事し、米軍の

勝利に貢献したとされる。同法の条文は、”米国は、国内で人種

差別、国外ではファシズムと戦い、勇敢さと国家への献身を

示した彼らへの恩義を永久に忘れない”としている。」


何を今さら・・・戦後何年たってんだって!


長文になったため、今日の万葉集はお休みします。


大好きな「めがねずみ」さんが、ブログを絶筆してしまったので

私も筆が進まない今日この頃です・・・


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