「嘘解きレトリック」感想 | 感想亭備忘録

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なんと言えばいいのか、めちゃくちゃに面白い!とか、とんでもなくドキドキするとかではないんです。

んー、なんだろう。とにかく居心地がいい。

変な誉め言葉ですが「居心地のいいドラマ」というのがピッタリくる気がします。

 

昭和初期、下町的な人々のつながり、そういったもうなくなってしまった、二度と戻らない日本の原風景に、ノスタルジーと憧憬と、そして安心感を感じてしまっているのかもしれません。

 

嘘を聞き分ける力を持つヒロインの辛く苦しい人生を柔らかく受け止める、この物語の舞台となる街がとても魅力的に映ります。なんなら何も事件が起きなくても、ゆるーい日常風景だけをドラマとして見せてくれても、楽しめそうなほどです。

 

メタな話をすれば、警察の科学捜査がそれほど発達しておらず、圭太などの通信機器もSNSもないこの時代は、古典的な探偵や特別な力を持つヒロインが活躍する舞台として最適です。

 

第1回のミステリー部分はそれほど驚きはありませんでしたが、その部分は次回以降のお楽しみということで期待しています。

 

原作は知らないのですが、鈴鹿央士さんと松本穂香さんのコンビも魅力的です。ですがそれよりなぜか味方良介さんのたたずまいに惹かれるものを感じます。この時代の口調や立ち居振る舞いが本当に似合っているように思います。

 

次回以降どんな物語を見せてくれるのか、とても楽しみです。