「同期のサクラ」第5話感想 | 感想亭備忘録

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今回は葵(新田真剣佑)が主役でした。

上昇志向の強い能天気で嫌みなエリートに見えた葵が実はコンプレックスの塊で、家庭での不遇を会社での成功で見返そうとしている人物として描かれました。

 

基本的なお話の構造は前回までと同じで、隠された問題点があらわになったタイミングでサクラの言動により立ち直る、というもので、今更ですが「派遣占い師アタル」と同じといえると思います。

 

アタルに比べてサクラの人物造形がかなり特異で、空気の読めなさやあまりにも率直すぎる物言いと田舎育ちの純朴さが入り混じったとんでもない人物を高畑充希さんがうまくリアリティーを持たせてくれていると思います。

リアリティーという意味でいえば、サクラの言動で立ち直ったからと言ってすべてめでたしめでたしになるわけではなく、そこから各人が地道に働いたり生活したりしている様子を描写することで説得力が増していると思います。

 

サクラ自身はなんだかどんどん転落していってしまっているのが気になりますが(笑)今後どうなっていくのでしょう。同期の問題が一巡したから次は新たな展開かな?と思ったのですが、次回は先輩社員のすみれ(相武紗季)の問題を描くようですね。さすがにこれを最後まで続けてはマンネリを感じさせてしまうと思うので、どこで転回するのか、どう変化させるのかが勝負なのかな、と思います。