聴覚が非常に優れているというのは面白い設定ではあります。
隣の建物の非常階段を上る主人公に小声で話しかけても反応するシーンはちょっと恐ろしさを感じるぐらい衝撃的でした。
ただどうしても真木よう子さんのたどたどしい演技がクローズアップされてしまい、ドラマ世界に入り込むことができません。去年の「セシルのもくろみ」は結構よかったんですけどねえ。あそこまで振り切った役のほうが粗が目立たなくて済むのかもしれません。抑えた演技というのはどうしてもせりふ回しやそこに込めた心情が重要になってくるので、彼女には厳しい気がします。
それと唐沢寿明さん。彼も厳しいです。演技はもちろん文句なしなのですが走る姿がなんとなくみっともないんです。この役をやるには少し年を取りすぎている気がします。青木崇高さんや瑛太さんらの30代後半の方がよかったんじゃないでしょうか。
役者さんのミスマッチが気になってなかなかお話の中身に入っていけないのですが、音を推理するというのはドラマの素材としては興味深いので頑張ってほしいところです。
