意外と面白く見れました。
事前に思っていたよりコメディーに振っているのが良かったのかもしれません。
このドラマの鍵は、事件の面白さはもちろんですが、紐倉(山下智久)と牧野(菜々緒)と高倉(濱田岳)の三人の掛け合いがうまくハマるかどうかというところにある気がします。
主演の山下智久さんの医者役といえば、どうしても藍沢を思い出してしまいます。クールで寡黙で凄腕で、というイメージですね。しかし紐倉はそれに比べてかなり「気持ち悪い」(笑)です。寄生虫に魅せられて虫をセクシーだのかわいいだの比較的饒舌に話すキャラクターは面白いと思います。ただ一点、義手の設定の意味が今の所わかりません。まあ、原作ありきなのでなんらかの仕掛けがあるのでしょうが少なくとも第1話では義手の設定はなくても、というかないほうが良かった気がします。
そして菜々緒さん。個人的に大好きな女優さんです。駄目なプロデューサーや演出家にかかると、クールビューティーだったり、美貌を鼻にかける悪女だったりと見た目そのままの役をあってがってしまうのですが、彼女はそうすると「そのまま過ぎて」逆に埋没するというか、個性を失う傾向にあります。
今回の役どころは、美貌のエリートではあるのですが、どこかおっちょこちょいだったり焦ったり怒ったり、感情表現が豊かです。そういう人間的なブレ幅のある役のほうが彼女の魅力をより引き出すんじゃないかと思います。「ぼく、運命の人です。」のOL役の生き生きした演技に比べて、「Missデビル」が残念な演技(あれはドラマ全体が残念でしたが)だったことからもそれはわかると思います。
あとは濱田岳さんですが、第1話ではまだ彼の魅力が十分に引き出せているとは言えないと思います。演技力には定評がありますし、キャラクター的にもはまり役でしょう。はまり役すぎる気もしますが。
今後チームの一員として動き出すことで彼の面白さがもっと引き出されることを期待します。
とにかくこの三人の関係性と、会話の妙をどこまで表現できるかが勝負でしょう。次回以降もっともっと面白い掛け合いが見られることを期待します。
あ、事件自体はもう少し頑張って欲しい部分もありました。一つだけ上げれば、同時期に罹患したとしても発症まで最大十数年かかることもある病気がなぜ一気に3人同時に発症したのか、説明がなかった気がします。原作では説明されているんでしょうか。偶然、で片付けるにはあまりにもって気もしますが。
