なんだかんだで面白かったです。
テンポをずらして、盛り上がりに躓きを意図的に入れて、「一般的じゃないこのやり方かっこいいでしょう?」という臭みがあって、これが絶妙に、「クソ面白くもない自己満足」と「笑い・おかしさ」の境界線上を綱渡りする感じがヒヤヒヤさせられて楽しめました。
コメディであるというコンセプトはブレずに、でもコメディであることに甘えず物語(事件)自体は真面目にしっかり作り込んであって、「誰が」「なぜ」という「謎」の部分が興味深いものだったことが成功の鍵でした。
まあ、ハッカーが万能すぎて現代の魔法使い扱いだったり、推理モノとしての伏線が弱かったりする部分はありましたが許容範囲かと思います。
キャストそれぞれの役割がはっきりしているのも良かったと思います。一癖ある俳優さんたちのクセをそのまま素直に落とし込んだ感じです。欲を言えば主人公の明智小五郎(西島秀俊)のキャラづけをもう少し際立たせてくれるとよかったかもしれません。「誰にでも常に敬語で話す。」というような特徴がわかりやすくあれば、それを崩すことで笑いや感動が作り出せた気がします。
明日は後編です。どんな風に展開するのか楽しみです。最初に書いた境界線上の綱渡りは簡単に駄目な方に傾くこともありえるので、どう着地させてくれるのか期待したいところです。
あ、でもアクションシーンはもうちょい頑張ってくれないと…。
