「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」第4回感想 | 感想亭備忘録

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チームの雰囲気はいいんですよ。

特にバカリズムさんが入ったときのやり取りは面白いんです。

ただ、お話が…。

 

今回は前回より悪くなったと言わざるを得ません。なんだか目的がはっきりしないんです。チームはそれなりに活動しているんですが何のために何をしようよしているかよくわからないんです。

 

「ママ友トラブルの解決」が依頼内容のはずが、主人公であるはずの氷見(竹内結子)は、濡れ場なんだかどうだかよくわからない何のことを何のために話しているかもわからない無駄に豪勢なホテルでのライターとの密会にでかけていて、依頼に関しては放置状態でしたし、藤枝(中川大志)を除いて他のメンバーも全員やる気はないし。

都議会の描写も何を見せようとしているのか判然としないし、しかもママ友トラブルの解決方法が制度改革なんて話になって、ちょちょっとデモやったら制度改革がお手軽に進んでしまうし。自殺未遂で昏睡状態の夫の名誉が回復されたわけではまったくないのに、その妻はなんだか喜びと感動に浸ってるし。ママ友の集まりの雰囲気も一人を村八分にしたら雰囲気が良くなったなんて安直で根本的な解決にはなっていない上にイジメかよって状態だし。

 

政治の話に持っていきたい脚本の意思は感じるのですが、それならそれで舞台を整えてガッツリ政争をやるべきなんじゃないかなあと思ってしまいます。氷見が思いもよらない方法でこんがらがった事態を切り裂くのならいいんですが、ありきたりでチープな策略を使っただけで簡単に改善されてしまっては説得力もリアリティーもありません。

 

何を見せたいのか。それが皆目見当のつかない鵺のようなドラマになってきました。まいったなあ。

 

あ、そういえば「氷見江」って「ひみこう」で、「卑弥呼」からもじってるんでしょうか。理性と理論とコネと行動力で俗世を切り裂く主人公の名前を、なぜ閉じこもって神のお告げを聞くシャーマンの卑弥呼から取ったのか、意図がよく見えませんね。