物語が動き始めました。
堂々巡りどころか、立ち止まったまま全く動かなかった物語が、一気に堰を切ったように流れ始めました。
京谷(田中圭)お話の中心から引いたのが要因なのだと思います。晶(新垣結衣)と京谷の恋愛話だけなら堂々巡りながらも動いていた物語も、(前回も言いましたが)京谷の母や兄、父の介護問題など、本筋には全く関係しないほぼ意味のないエピソードが挟まれることで強烈なブレーキが掛かっていました。
京谷の存在が不要というわけではありません。今回も京谷は前半のキーとなるシーンでは登場しましたし、その登場の仕方も流れに刺激を与える楽しいものでした。
朱里(黒木華)の晶の勤める会社への就職、恒星(松田龍平)が関わる監査での横領の告発、恒星と兄との再会と和解(?)、タチバナカイジと恒星の遭遇とエピソードがてんこ盛りで楽しめました。
導入の朱里(黒木華)の面接から京谷の登場までのコミカルな展開と、後半の恒星と兄の関係を描いたヒューマンドラマ的展開の対比も面白く、その両方をつなぐ人物としての晶の存在も興味深いものがありました。
なんといっても晶が変わりました。今までも恒星との会話では見せていた強気な部分を、控えめながらも全方位に見せ始めました。
京谷に「一つ聞いていい?」と聞かれた時の「いやです。」の返しは予想はできましたが最高でした。恒星の影響を感じさせるセリフでもありますね。
会社ではまだその強気な部分が空回りしているようですが、内ポケットに爆弾を仕込んだ晶ならうまく切り抜けられそうです。
そして今日のラストシーン。兄家族の絆を目にし、生家の解体を思い、いろいろな意味でブルーになっている恒星を、そんなことは全く知らないまま無意識のうちに元気づける晶。
ゲームのシーンは本当に素敵でした。お互い気を使いすぎず、気楽に本音の会話を楽しめる関係。
でもその裏には、恒星兄弟のことを思ってわざわざネットオークションで思い出のボードゲームを手に入れた晶の優しさと、自分の財布から出したお金を「兄から」といって晶に渡そうとする恒星の気遣いが存在していました。優しさと気遣いに裏打ちされた本音の会話。なんて幸せな時間なんでしょう。
次回どうなっていくんでしょう。ラブになるんでしょうか。幸せで楽しい関係は継続できるんでしょうか。恒星の粉飾決算絡みでもう一波乱ありそうではありますね。このドラマ始まって以来初めて純粋に次週が楽しみになりました(笑)
