「民衆の敵」第5回感想 | 感想亭備忘録

感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
願わくばたくさんの面白いコンテンツに出会えますように。

 

これはダメですね。

1ミリも共感できるところがない。

主人公を白痴に近いバカとして描くことにどんな意図があるんでしょう。いや、意図があろうがなかろうがこれはダメです。

庶民感覚を政治に持ち込む的な事がやりたいんでしょうが、庶民はここまでバカじゃないと思います。ここまでクズじゃないと思います。

 

遊び半分、ふざけ半分で証拠もない汚職の件をツイッターで垂れ流して反省のかけらもない。たまたまクロだったからマシなものの、無実だったらどう責任を取るつもりだったのか。そんなことかけらも考えず、事実でなかったら自分のクビが飛ぶかも、ということを一番に気にするクズっぷり。

で、市長の秘書が自殺したらいきなり悲劇のヒロインぶって、「みんなおかしい」とか叫んでますが、発端は自分のバカツイートなことを微塵も反省しない。「みんなおかしい」んじゃなく主人公の頭がおかしい。

 

で調子に乗って市長選に出るんですかね。何だこれ。やってることはそこらの腹黒政治家よりエゲツない。腹黒政治家はそれでもそこに命をかけて、人生かけて真剣に取り組んでいるはず。いいか悪いかは別として。

この主人公は全部遊び半分とその場のノリと勢い。これのどこにどう共感しろというんでしょう。視聴者をここまでバカにした脚本もなかなかないと思います。まだまだ文句は出てくるんですが、このドラマもどきに文字を費やすこと自体もったいないのでやめておきます。