いきなりちょっとチープなスパイアクションで始まったこのドラマ、脚本は今年の4月期の「CRYSIS」の金城一紀さん。初回で主人公が川に飛び込むのは恒例にするんでしょうか(笑)
続いてちょっとチープなラブストーリー。まあ、この辺は「元凄腕エージェントの女性が平穏無事な生活に憧れて主婦になりました。」という説明部分なので充分かと思います。(もう少し派手なアクションがあっても良かったようにも思いますが。)
いわゆる必殺仕事人の系譜を継ぐドラマ、という理解で間違っていないと思います。秘めた力で虐げられた人々を救う影のヒーロー、が主婦だったらどうなる?というお話。社会にはびこる悪や権力者の横暴をどうこうするのではなく、色々な家庭の中で起こる様々なトラブルを解決していく事になりそうです。
初回はDVでした。DVの描かれ方としては、まずまず良かったんじゃないでしょうか。暴力を振るう側だけでなく被害者側の心の問題もそれとなく描いていました。実際は被害者側のマインドコントロールを解くのはもっと難しいのだとは思いますが、コメディタッチのドラマとしてはそこをおざなりにしなかったことは評価できると思います。
肝心の悪を成敗するシーンですが正直少し物足りませんでした。もっと徹底的にプライドを打ち砕くようなやり取りがセリフであっても良かったんじゃないかと思います。
なにはともあれ、このドラマの骨格を示すことは出来ていました。今後どんな事件をどのように解決に導くのか、それがこのドラマの評価の分かれ目になるでしょう。エンディングで示唆されていたのは「マザコン夫」と「無関心な夫」。考えてみれば家庭内の問題で力で解決出来ることって中々ないですよね。今回のDVは比較的力で解決しやすい問題だったと思います。次回は予告を見る限り、秘密の過去を持つ奥様を脅迫者から救うお話っぽいですね。あ、これは力で行けそうです(笑)
キャスティングは豪華です。綾瀬はるかさん、広末涼子さん、本田翼さん、西島秀俊さん、石黒賢さん、中尾明慶さん。綾瀬さんはアクションはもうお手の物ですね。キレがあって違和感なくカッコよかったです。意外だったのは本田翼さん。いつの間にか上手な役者になりました。ちょっとお調子者の若い奥様を楽しく演じてくれていました。DV被害者の告白を聞くシーンの表情は本当によかったと思います。
今回のゲストの倉科カナさんもよかったです。DVに苦しむ女性を迫真の演技で見せてくれました。
ストーリー的には毎回の事件を解決しながら大原(広末涼子)、佐藤(本田翼)両家の夫婦の問題を全話通して描いていくことになるんだと思います。菜美(綾瀬はるか)と夫、伊佐山勇輝(西島秀俊)の関係も絡めていくんでしょうが、夫にも何か秘密がありそうな…なにもないとつまらなそうな(笑)
ちょっと思ったのは意外とシモネタぶっ込んでくるなあ、ということ。夫婦の物語だからそこは避けて通れないってことなんでしょう。しかし玄関からろうそくはやりすぎだと思います(笑)火事にならないか気になってそういうことする気分じゃなくなるような(笑)
なんとなく前クールの「脳にスマホが埋められた」的な臭いもするんですが、もうちょっと深刻な話も扱っていくのかな?
初回はまずまず楽しめました。次回以降家庭内のどんな問題をどう扱っていくのか、楽しみです。
