「ハロー張りネズミ」第2話感想 | 感想亭備忘録

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うーん、どうなんでしょう。

好きな人は好きなんでしょうねぇ。

前回も書きましたが松田優作さんの「探偵物語」や大泉洋さんの「探偵はBARにいる」なんかの流れをくんでいるように思いますが、どうも本作らしさに欠けるというか、「このドラマならでは」と言うものに欠けている気がします。

うらぶれた街角の探偵事務所に謎の美女がやっかいな依頼を携えてやって来る、っていうのはハードボイルド系の探偵モノの定番中の定番であり様式美です。それはいいんですが、そのやっかいな依頼の内容すらありきたりで特に興味を惹かれないというか…。

そこかしこに「探偵物語」の臭いはするのですが、臭いがしすぎるのが問題なように思います。依頼の内容、事件そのものがド定番で、事件以外の部分は「探偵物語」や「ルパン三世」や「探偵はBARにいる」風で、じゃあ「ハロー張りネズミ」な部分はどこなの?と。

 

それはそれとして、事件ですがダイイングメッセージがかなり雑ですね(笑)原作通りなんでしょうか。あれだけの高層ビルから落ちて、まず人間の形を保っていられるのかどうかすら微妙だと思うんですが、そこはまあ大丈夫だったとして、アラビアン?そりゃないんじゃないかなあ…。

反対から読んでMAIBARAなんでしょうけど。犯人はアラビア人だと指摘したと信じる方が無理があるような…。

その辺後編で同回収していくのか、じっくり見てみたいと思います。

 

そして、本作らしさをどこかで発揮してくれる事を期待して次回を待ちたいと思います。

 

あ、でも深田恭子の存在が鍵になるのかもしれませんね。事件的にではなく、このドラマらしさ、という点で。さてどうなるんでしょう。