感想亭備忘録

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ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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生まれ変わりとはいえ小学生相手に50超えたおっさんがまとわりつくお話しってどうなんだろう、という気がして見てなかったのですがw

なんだか知らない間に録画してしまっていたので最近の数話見てしまいました。

 

お話しは・・・感動的な部分もあり思っていたほど嫌な感じはないのですが、それでもちょっと、と思う部分が。

小学生であるかどうかは置いておいて、夫も弟も娘も妻に依存し過ぎなんじゃないかなあと。大切な人・かけがえのない人であるのは確かにしても「あなたがいないとちゃんと生きていけない」ってのはあまりにも、という気はします。

 

まあ、それは置いておいて、とにかく「毎田暖乃」の凄さですよw

とんでもない演技力です。どうみてもアラフィフの所作なんですよ。話し方もちょっとした仕草も。お母さんで妻で姉であることに全く違和感がない。石田ゆり子が憑依したとてもいうかのごとく、です。

ここまで才能を感じたのは「阪急電車」の芦田愛菜以来でしょうか。すごいです。化け物です。これからどんな風に成長するのか。成長する余地があるのかな?完成形のようにも思えるのですが、それでもまだ、たったの10歳か11歳かそのぐらいなんですよね。将来が空恐ろしい女優さんです。子役として消費されてしまうことのないように、いい作品を選んで挑戦していってほしいです。

 

菅田将暉はすごい・・・のか、三谷幸喜がすごいのか。

おそらく両方なんでしょう。

源義経という戦の天才のあり方にとんでもなく説得力があります。今までの義経の描かれ方は「一途で一生懸命に兄に尽くしたのに裏切られた悲劇の天才」というのが多かったと思います。もちろんそうだったのかもしれませんが、それよりも今回の「鎌倉殿・・・」で描かれる義経の方が人間的というかリアリティーを感じるというか。

 

天才。

戦の天才。

人の意表を突き裏をかき殺すことにかけて右に出るものはない異常な才能。その持ち主が素敵な好青年であるよりも、このドラマで描かれるように、自分の思い通りにならない事に我慢がならず、すぐ拗ねる上に他者の痛みには全く無頓着という歪さをもつ厄介な人物であるほうが納得できる気がします。無邪気で純真であることこそが義経の恐ろしさであるということ。ああいう人物の近くにいることの危険性。三谷幸喜の脚本が今後義経の運命をどのように描くのか、興味津々です。

 

他者と関わることが苦手な男性。彼はある事件で警察に追われ盲目の女性が一人住む家に逃げ込みます。

視力を失ったことで社会とのつながりを断ち切ってしまった女性は彼の存在に気づかないまま奇妙な同居生活が始まります。

 

表紙の雰囲気とサスペンス的シチュエーションで怖い物語に思われがちですが、人との関わりに背を向けた男女が出会うことでお互いに起こる変化を描いたお話し。気配を感じ合うという交流の仕方があまりにも繊細で印象的です。

 

人と関わることで生まれる苦しみが人を傷つけ、同時に人と関わることで癒やされることもある。諦観と孤独の中に沈み平穏を望むのか、傷つくことも受け入れて安らぎを求めるのか。色々考えさせられました。

とても素敵なお話しでした。

 

50代の男女が三十年ぶりにフェイスブックで再会しDMのやり取りをする、いわゆる往復書簡形式で進行する物語。サクサク読めます。

 

思い出話の裏側で何を隠そうとしているのか、何を暴こうとしているのか気になってページを繰る手が止まりません。

どんでん返しと言うには大味にすぎるという意見もあるようですが、個人的には十分楽しめました。焦点を当てる場所によって見え方が変わる「ルビンの壺」。周囲がそれを形造ったったのか、それの形が周囲を巻き込んだのか。さてどうなんでしょう。

 

読書慣れしてるひとなら90分もあれば読了できる小説です。ちょっとした空き時間に読んでみてはいかがでしょう。

 

いやぁ、いよいよ出てきましたねえ!

悲運の天才武将・源義経!

 

源平の物語では、「兄を慕い兄に尽くした天才であったが、些細な行き違いから疑われ切り捨てられ非業の死を遂げる青年武将」という描かれ方をしてきた義経。

菅田将暉という面白い俳優にどう演じさせるのか期待していました。

いやあ、期待以上でした!

気まぐれで明るく元気なサイコパス!

軍事の天才なのだからあれぐらいのいびつさがあってもおかしくはない、と納得させられました。

他者の気持ちを全く推し量ることができず、自分のやりたいこと、思いつき、おもしろそうなことに飛びついて、そのせいで誰かがひどい目にあおうが微塵も気にかけない。

いいですねえ。どう考えても頼朝と馬が合うとは思えません。平氏討滅戦において義経と組まされるのがあの陰気な梶原景時というのも面白い。この大河ドラマで描かれる義経の最期は、悲劇なのか当然の報いなのか。どんな風に描かれるのかとても楽しみです。