なおりかけのRadio!! -77ページ目

メールマガジン(一部抜粋)②

●プライベート・EYE

 「今、多数ある危機」

今、日本で危機と言えば原発問題だと思います。ニュースやワイドショーは連日報道し、もちろん、私たち日本人にとって最大の関心事であることに間違いはないと思います。

この問題に関しては海外からも注目を浴びていますが、その注目の理由の多くは自国の原発政策に大きく関わってくる部分からだと思います。大きな震災が日本を襲う中で、なかなか海外に目を向ける余裕はないかもしれませんが、立場を逆にして日本から海外を見てみると、あることが分かります。

 すでに記憶から少し遠ざかった感がありますが、ニュージーランドのクライストチャーチで被災した方がいらっしゃいます。最近報道はされませんが、お怪我をされた方、行方不明だった方は無事だったのでしょうか?

 米国では、連邦債務が再び上限に近付いています。限度を上げる法案が通らないことはないでしょうが、米国も債務不履行の危機を内包していることに変わりはありませんし、今米国もねじれ国会であり、すんなり法案が通るとはいいにくい状況です。

 欧州では、ポルトガルがEUIMFに支援要請をしました。ギリシャ、アイルランドと続いた欧州の金融危機はまだまだ先行きが不透明で、予断を許しません。

 中東ではクーデターによる政権交代が続き、現在でもリビアでは紛争が続いています。

 アフリカでは、コートジボワールで大統領交代に関わる内戦が勃発し、多数の死者が出ています。

 何を言いたいかというと、規模の大小はあれ、今世界は危機で溢れかえっているということです。

 そして、この危機を乗り越えるため、国や組織のトップが死に物狂いになって知恵を出したり、死の危険を顧みず奔走しているのだろうと思います。

 しかし、日本のトップは死に物狂いで復興という大事にあたっているのでしょうか?

 東電のトップは被災した方の、身を切るような痛みや憤りを、心の底から申し訳ないと思い、一刻も早く解決をと奔走しているのでしょうか?

 日本人は海外メディアが驚き報道したように、我慢強く、礼儀正しい。そして非常に優しい。政府や東電は、日本人のそういった良い素質に甘え、胡坐をかいているのではないだろうか?遅々として進まない、政府の復興への計画、道筋建てを見ていると、どうしてもそう思ってしまいます。

 今日本が抱えている最大の危機は「トップの圧倒的な危機感のなさ」なのではないでしょうか?