メールマガジン(一部抜粋)②
○野田新内閣誕生
新しく野田新内閣が発足しました。私は今の民主党では誰が代表になっても、日本はいい方向に変わっていかないと思っているので、特に誰になってもと思っていました。組閣も終わり、大臣や重要ポストの顔ぶれを見ていると「挙党態勢」「脱小沢の緩和」が見てとれ、民主党が掲げてきた看板である「政治主導」や「マニュフェスト」などはどんどん変質していくであろうことが感じられます。野田首相は代表演説で「ノーサイドにしましょう」と言っていました。テレビ等マスコミは、あのコメントを良い方に受け止め、組閣人事含め「期待できる」「バランスが取れた良い人事だ」などと言って賞賛しています。そしてなぜか内閣支持率も高い。いつも思いますが、何故ただ発足しただけの内閣を「支持できる」のか不思議でなりません。まだ何も実行に移していないのですから、そこは「わからない」と答えるのが正解なのではないかと私は思います。「ノーサイド」と言えば聞こえはいいですが、その中身は「喧嘩していても仕方ないので、民主党もまあまあ仲良くしましょう。そして自民党や公明党とも仲良くして、まずは官僚組織の話を聞いて、実行できるものから進めていきましょう」という感じではないでしょうか。野田首相は増税推進派です。「まずは徹底的な軽視削減をして」と話していましたが、このままいけば、経費削減の前に復興増税法案は議会を通過し、経費削減を具体的にどれくらいという議論がされないまま、復興増税がなされるでしょう。そして、そのままなし崩し的に消費増税も実行されるのではないかと思います。まさに「政治主導」捨てた「官僚との連携」で日本は運営されていく。みなさんの中にも「震災と言う非常時だから増税もやむなし」「国の借金が多いのだから仕方ない」とお考えになる方も、当然いらっしゃるかと思います。しかしながら、私の思いとして、今回の震災により、国や政府や企業の情報提供というものが、いかに不誠実で不確実で信用ならないかということがよく分かりました。そんな情報発信が不確実なままで「節電」「増税」を我慢して痛みに耐えましょうというのは、第二次世界大戦時の大本営による「ほしがりません、勝つまでは」といったものを連想させてしまうのです。日本人の優しい気質として「困っている人がいるのだから、みんなで協力して我慢できるところはしていこう」といった考えは、多かれ少なかれ、日本人なら誰でも持っている感情だと思います。「震災で被害にあった人の力になるなら」「将来世代に負担を背負わすわけにはいかない」そんな考えを持っている国民の優しさにつけこんだ政治だけはしてほしくない。強く、そう思います。